最新情報
三重本部
韓統連三重本部がセミナーを開催…朝鮮人強制連行、虐殺の歴史を学ぶ
【2025年05月11日】

韓統連三重本部が5月11日、四日市市内で「木本事件・紀州鉱山で亡くなった朝鮮人」をテーマにセミナーを開催した。講師はハンクネットの竹本昇代表。
三重本部の金相祚(キム・サンジョ)代表委員が主催者あいさつ。竹本氏との縁や、10年以上前に初のフィールドワークを実施したときの思い出を振り返った上で「植民地支配に係る歴史清算には歴史を正しく知ることと祖国統一が必須だ」と強調した。
竹本氏が講演。熊野市木本町で1920年代に発生した木本事件、紀州鉱山における朝鮮人強制連行の実態、虐殺の実態や石原産業の銅山に連行された朝鮮人労働者の過酷な労働状況、自治体のずさんな対応など、当時の状況が生々しく語られた。また、共同墓地が荒れ果てている現状も報告され、参加者全員で清掃も兼ねたフィールドワークの必要性を共有した。
白康喜(ペク・カンヒ)事務次長が、地域日本人青年が4月29日に開催した「鈴鹿海軍工廠のフィールドワーク」を報告。
閉会あいさつでは安昌浩(アン・チャンホ)副代表委員が「今回の学習を糧とし、フィールドワークを開催し、知識の血肉化と青年らの学習機会をつくり出していこう」と語った。
近隣の韓国居酒屋で交流会を開催。参加者一人ひとりが感想を述べ、学びを共有すると共に、フィールドワークの開催を確認した。
※写真-講演する竹本昇代表