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三重県熊野で朝鮮人犠牲者追悼行事を開催…犠牲者を哀悼

【2023年04月29日】

4月29日から30日にかけ、三重県熊野で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する集会が開催された。主催は「三重県木本で虐殺された朝鮮人犠牲者(李基允(イ・ギユン)・裵相度(ペ・サンド))を追悼する会」、「紀州鉱山の真実を明らかにする会」、「海南島現代史研究会」で構成される「改組三会」。

29日に開催された「熊野で虐殺された李基允さん裵相度さんを追悼する集会」では、主催者を代表して斎藤日出治さんがあいさつ。「熊野の地でかつて朝鮮人がどの様に暮らし、どの様に命を奪われたのかを学ぶ事を通して、私達は日本の植民地主義と侵略戦争を地域から掘り起こし、東アジアの民衆と共に生きる道を拓いていかなければなりません。私達は本年も熊野で命を奪われた朝鮮人を追悼する現地集会を開催します。戦後日本の隠された歴史を学び東アジアのあり方を共に考えて議論する機会にしたいと思います」と語った。

各団体から追悼挨拶。韓統連三重本部の、金相祚(キム・サンジョ)代表委員が「李基允さん、裵相度さんをはじめ熊野で亡くなられたすべての朝鮮人に対して心より哀悼の意を表します」と語った。

木本トンネル、飯場、極楽寺などをフィールドワーク。宿舎では、関東大震災100年追悼企画『隠された爪痕』上映会を開催した。

30日には「紀州鉱山で亡くなった朝鮮人を追悼する集会」を開催。湯の口坑道、英国人兵士墓地、鉱山資料館、などを巡り紀州鉱山の朝鮮人追悼碑前で追悼集会が開催された。斎藤日出治さんが主催者あいさつし、三線でアリランが演奏される中献花、献杯が行われ、参加者から追悼辞や感想が述べられた。

写真-参加者の集合写真