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愛知本部
「第20回韓統連愛知セミナー」開催…康宗憲氏が講演
【2025年12月07日】
韓統連愛知本部は12月7日、名古屋市内で「第20回韓統連愛知セミナー」を開催。多くの同胞、日本人が参加した。
韓国問題研究所の康宗憲(カン・ジョンホン)代表が「李在明(イ・ジェミョン)政権の課題と変動する国際情勢を読み解く」と題し講演。「今年は『11・22学園浸透スパイ団事件』から50年にあたり、ソウルで記念の集まりがあった。集まりの中で獄中体験を語ったが、当時は服役13年の中で平和統一への意志と民衆の共同体社会への希望を感じた」と語った。
李在明政権の現状と課題について康代表は△再び内乱(クーデター)が起きないよう政治制度の改善が必要△3500億ドルの対米投資は従属関係であり、対米自主を勝ち取るべき△南北関係改善のために「朝鮮」を国家として承認し、民族自主を堅持する必要があると強調。周辺情勢については「中国の抗日戦勝パレードに中・朝・ロ首脳が集結し、朝鮮の自主的で水平的な同盟関係が構築された。朝米首脳会談はトランプ大統領個人ではなく、米国政府と議会の変化がない限り開催は困難だろう」と指摘。「米国ではニューヨーク市長に34歳のゾーラン・マムダニ氏が当選し、シアトル市長にも43歳のケイティ・ウィルソン氏が当選するなど、資本主義の大国、米国において格差社会是正に向け民主社会主義が台頭している。社会と世界は確実に変化していることをわたしたちが自覚し、次の時代に向けての準備が必要である」と語った。
今後の展望として「国民主権と民族自主権を確立するためにも国家保安法の撤廃が必要であり、そのためには、対米従属ではない自主外交を推進できる進歩勢力の更なる台頭が必要だ」と強調し、その後、活発な質疑と意見交換が続いた。
※写真-講演する康宗憲代表



