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日本平和委員会が国際シンポジウムを開催…平和に向けての課題を共有

【2025年10月04日】

日本平和委員会は10月4日、日本平和大会のプログラムとして国際シンポジウム「いまこそ軍事同盟NO! 核兵器のない国連憲章に基づく平和秩序を」をオンラインで開催した。

シンポジウムでは、登壇者がそれぞれ平和をテーマに発言。「平和を求める退役軍人の会」のアン・ライト氏(元陸軍大佐)はガザ地区への医療、食料支援の現状を報告。「韓国フォーラム平和共感」の李俊揆(イ・ジュンギュ)研究員は被爆者問題についてふれ、「日本原水爆被害者団体協議会、原水爆禁止日本協議会、全国労働組合総連合の方々が9月にソウルを訪問。民主労総主催の韓日被爆者証言大会に参加し、在韓被爆者の方々と交流、討論した」と報告した。

ベトナム平和委員会のズアン・ティ・ガー事務局長はベトナムでの取り組みについて「ベトナムは被爆者国際署名を100万人集めた。この成果は、枯葉剤の被害者が現在も約200万名に達しているなど、ベトナム戦争の記憶が市民の中に残っており、若者に対しても歴史教育を徹底し、戦争の記憶を継承していることが背景にある」とアピール。日本平和委員会の川田忠明常任理事は「市民社会と国際政治が共同して、核兵器禁止の世論を広げられるならば、世界の平和秩序を蘇らせ、強化することは可能だ。排外主義との闘いも今後課題となるだろう」と語った。

シンポジウムに参加した韓統連愛知本部の金源道(キム・ウォンド)事務局長は「出会いと交流が国際的な連帯を生み出していくのであり、平和と核廃絶の実現にむけて必要なことだと実感した」と語った。

「平和大会」は10月25、26日に愛知県の各地で分科会を開催する。

※写真-オンラインでシンポジウムを開催