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愛知本部

第18回韓統連愛知セミナーを開催…康宗憲代表が講演

【2023年12月10日】

韓統連愛知本部は12月10日、名古屋市内で第18回韓統連愛知セミナーを開催した。

韓統連愛知本部の趙基峰(チョ・キボン)代表委員による主催者あいさつ後、「今こそ進めよう、朝鮮半島平和の道標を」をテーマに、韓国問題研究所の康宗憲(カン・ジョンホン)代表が講演。康代表は「現象のみに囚われるのではなく紛争の背景を押さえる必要がある」と語り、「昨年のウクライナ戦争や今年のイスラエル戦争は、米国のNATOの東方拡大戦略と中東戦略の破綻である」とし、「米国の一極支配は崩壊過程にある」と指摘。「米国主導ではない世界の流れが生まれつつある」と語った。またアジアにおいては「米国は現在、米日豪印の戦略対話『QUAD(クアッド)』、米英豪の3ケ国軍事同盟『AUKUS(オーカス)』 に加え、韓米日の安保協力体制を整え、インド太平洋と大西洋をまたぐ巨大軍事同盟形成に躍起になっている」と語った。

朝鮮半島情勢については「日本における『北朝鮮の脅威』については冷静かつ正確な認識を持つ必要がある」とし、「朝米交渉で合意された朝鮮半島非核化と朝米関係正常化の同時推進が問題解決にむけての重要課題」と指摘。「韓国では尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権に対する退陣闘争が拡大し、来年4月の国会議員選挙での勝利に向け運動が展開されている」と語った。参加者からは質問が相次ぎ、活発な討論がなされた。

※写真-講演する康宗憲代表