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韓統連愛知本部がセミナーを開催…朝鮮半島情勢を共有

【2022年12月04日】

韓統連愛知は12月4日、名古屋市内で第17回韓統連愛知セミナーを開催した。趙基峰(チョ・キボン)愛知本部代表委員が主催者あいさつ。「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権になり韓米合同演習が繰り返され、朝鮮半島の危機が高まっている。今こそ南北の和解と交流が必要とされている」と述べ、今後の運動の強化を訴えた。

韓国問題研究所の康宗憲(カン・ジョンホン)代表が、「激動する世界情勢と朝鮮半島の平和」をテーマに講演。康代表は「ウクライナ戦争と東アジア情勢」について、「ロシアがなぜ戦争を始めたのかを冷静に見つめる必要がある。米政府は『ルールに基づく世界秩序』としながら、好戦的なNATO拡大政策を進めプーチンを追い詰めた」と解説。

朝鮮半島情勢については、「歴代米政府は軍事演習や経済制裁など、力の政策で朝鮮の体制を転換させようとしてきた。バイデン政権は『核態勢検討報告書』で朝鮮への核兵器先制使用を示唆しており、朝鮮はそれに対抗する形で戦術核開発を進めた。朝鮮は関係改善や経済協力を条件とする米政府との非核化交渉は無意味とみなし、自力更生・自給自足を進め、米国の敵視政策を根本的に解消しようとしている」とし、韓国の尹錫悦政権については「朝鮮を『主敵』と見なすことでは南北対話は進まず、現状の朝鮮を認め交渉すべきだ」とした。

結びとして「歴史に対する確信を持ち、短期ではなく長期の視点で見て行けばおのずと良い方向に解決する」と参加者に訴えた。

写真-康宗憲代表の講演