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「北朝鮮」という呼称の見直しに関して

1 現在、日本ではほとんどすべてのメディアが「朝鮮民主主義人民共和国」の略称として「北朝鮮」を使用しています。

2 欧米においても同様で「the Democratic People’s Republic of Korea」の略称として「DPRK」と呼ぶべきなのに「North Korea」と呼称している場合が多いようです。

3 これに対して当事者である朝鮮政府は、国連の場で公式に「北朝鮮」「North Korea」と呼ばずに「朝鮮」「DPRK」と呼ぶように主張しています。

4 当事者が主張しているのですから、これだけでも「北朝鮮」「North Korea」と呼ばずに「朝鮮」「DPRK」と呼ぶべきでしょう。

5 また「朝鮮民主主義人民共和国」はどう短縮しても「北朝鮮」にはなりません。そもそも正式名称に「北」という文字がないのです。

6 この「北朝鮮」という呼称は、「大韓民国が朝鮮半島における唯一合法政府である」という不当な国連決議に根拠を置いています。38度線以北にある政府は合法政府ではないから、正式国名で呼ばずに「朝鮮半島の北部にある不法に政府を名乗っている集団」として「北朝鮮」と表現しているのです。当然、朝鮮政府はこれを認めていません。

7 朝鮮では、略称として「朝鮮」あるいは「共和国」を使用しています。これにならって日本でも「朝鮮民主主義人民共和国」の略称として「共和国」を使用している人がいます。しかし、「共和国」という略称は朝鮮の人々が使う場合は「私たちの共和国」という意味で使っているので略称たりえますが、他の国の人が使ったのではどこの共和国なのかわかりません。「共和国」というのは一般名詞であって固有名詞ではないからです。

8 韓国社会では一般的に「北韓」と呼称されているので、韓統連ではその日本語訳として「北朝鮮」という呼称を使用してきましたが、今後は「朝鮮」と呼称することにします。

9 第3者の発言として「北朝鮮」と言った(あるいは、書いた)ことを引用する場合は、「北朝鮮(※正しくは朝鮮)」と表記することにします。

10 最近、バイデン大統領が「North Korea」と言わずに「DPRK」と表現して

いることは注目に値します。

2021・12・26 在日韓国民主統一連合