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広場大統領選候補・李在明氏の当選を歓迎し祝賀する
6月3日に投開票された韓国大統領選(大選)において、第1野党「共に民主党」の候補であり広場大選候補の李在明(イ・ジェミョン)氏が得票率49.42%で当選した。わたしたちは広場の市民と共に李氏の当選を全面的に歓迎し祝賀する。
「広場大選連合政治市民連帯」と共に民主党をはじめとする5野党は5月9日、連席会議を開き、「今回の大統領選において積極的な連帯と協力を通じ、極右内乱勢力の再執権を阻止し、国民主権を守護するために、圧倒的な勝利をつくりあげる。また、極右内乱勢力を清算し、社会大改革の課題を推進するための広場-連合政治の時代を開いていく」と宣言し、広場大選候補に李氏を選出した。
李氏は4日未明、ソウル・汝矣島で「皆さんがわたしに託した第1の使命である内乱を克服し、銃剣で国民を脅かす軍事クーデターが2度と起こらないようにする」「民主主義を回復し、国民が主権者として尊重され、協力しながら共に生きる世の中をつくるという使命を果たす」と決意を表明し、広場大選候補としての期待に応えた。また「平和で共存する安定した朝鮮半島をつくる」と強調した。
今回の大統領選は民主憲政守護勢力と戒厳内乱勢力との闘いが基本構図であり、憲政守護勢力は内乱勢力の再執権を許さず勝利をおさめた。まさに、これからの課題である内乱勢力の清算と社会大改革の実現、そして正義と希望に満ちた新しい大韓民国をつくるための歴史的転換点に立った。
一方、尹錫悦(ユン・ソンニョル)の言動が象徴するように内乱が継続する中、「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補が41.15%の支持を集めた。今回の高投票率は政権交代への有権者の期待と同時に、保守勢力の総結集を反映した。また保守地盤(大邱・慶尚北道、釜山・慶尚南道)の強固さも確認された。圧倒的な政権交代とはならなかったが、尹錫悦弾劾にしぼって言えば、弾劾に賛成した政党候補(李在明、改革新党イ・ジュンソク、民主労働党クォン・ヨングク)の得票率の合計58.74%と反対した政党候補(金文洙)の得票率を勘案すれば、有権者は少なくとも内乱首謀者・尹錫悦を審判したと言えるだろう。いずれにしても、内乱清算の闘いが重要かつ緊急であることが一層明確になった。
広場と野党は、政権交代後にも内乱勢力の清算と社会大改革の実現のために、積極的に連帯と協力を進めることを宣言している。広場-連合政治が連合政権へと発展し、さらには自主・民主・統一を実現する自主的民主政府の樹立へと展望できることを願う。
わたしたちは大統領選の勝利を跳躍台にし、「光の革命」を完遂するために内外同胞と連帯しさらに力強く前進する決意だ。
2025年6月4日
在日韓国民主統一連合(韓統連) 委員長 宋世一(ソン・セイル)