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声明

[立場表明]尹錫悦罷免、民主主義の勝利だ 内乱を終わらせ社会大改革へと進もう

内乱首謀者・尹錫悦(ユン・ソンニョル)が罷免された。大韓民国を驚愕と恐怖に陥れた非常戒厳を宣言してから123日ぶりだ。憲法裁判所の全員一致で決定が出たが、もっと早く出なければならなかった。内乱首謀者・尹錫悦の罷免は主権者・市民の勝利だ。多くの市民の犠牲と民主抗争により培ってきた憲法と民主主義の力を再確認したものだ。

尹錫悦の12.3非常戒厳は要件も手続きも備えておらず、明らかに不法であり違憲である。布告令には違憲的な内容が満ちており、これを根拠にした国会封鎖も、憲法機関の中央選挙管理委員会を侵奪したこともすべて違憲・違法の措置だった。国憲をびん乱し暴動の内乱であった。さらには非常戒厳宣言のために戦争を意図し挑発したことまで確認された。

しかし、主権者・市民は軍隊と警察が動員された国会封鎖を自らの体で防いだ。汝矣島に200万市民が集まり国会の弾劾訴追案の可決を引き出し、南泰嶺と漢南洞(※)の闘いを通じて尹錫悦を逮捕した。尹錫悦が脱獄すると(※釈放されると)数千万の市民が光化門へと集まり、結局尹錫悦を罷免させた。

尹錫悦の罷免は終わりではなく始まりだ。まず尹錫悦と内乱一党に対する司法処理が厳重に成されなければならない。内乱外患特別検察法の導入を含め外患容疑と警察・検察が内乱に加担したのかについての捜査も強力に進められなければならない。憲政をじゅうりんしたすべての犯罪者の末路がどうなったのか明らかに留めて、第2、第3の内乱を防がなければならない。

憲裁の尹錫悦弾劾審判の決定を妨害するために、憲裁の違憲決定にもかかわらず、裁判官任命を拒否した韓悳洙(ハン・ドクス、首相)と崔相穆(チェ・サンモク、経済副首相兼企画財政部長官)に対する法的政治的責任も問わなければならない。内乱を擁護し同調した与党「国民の力」に対して厳重な責任を問い、民主主義を脅かし暴動と混乱を助長した者たちに対する処罰も必要だ。さらに、4カ月間、憲法破壊を容認した憲法裁判所と内乱首謀者を釈放した検察・裁判所に対する強力な改革も必要である。

何よりも重要なのは、尹錫悦と内乱勢力が脅かした憲政秩序の弱点を補完し、内乱の再発を防ぐことだ。時代錯誤的な非常戒厳を憲法から削除しなければならない。憲法裁判所の無力化を防ぐための制度的補完も伴わなければならない。

主権者・市民が広場で叫んだのは、「尹錫悦罷免」だけではない。尹錫悦政権が退行させた改革の価値を復元し、人権と民主主義、平和と平等、生命と生態、ケアと労働が尊重される持続可能な社会のために社会大改革を完成しなければならない。諸政党も党利党略をこえて協力しなければならない。

この冬、広場に集まった応援棒と旗の精神をわたしたちは忘れることができない。内乱の終息と新しい社会のための市民の熱望を、わたしたちははっきり目撃し共に共有した。そして、いつの間にか春だ。芽吹く新芽の力で、冬の間広場を守った主権者・市民の力で社会大改革を完成しよう。この冬そうだったように、わたしたちは疲れ果てたりあきらめたりしない。

内乱首謀者罷免、主権者・市民が勝利した!

内乱勢力を断罪し内乱を終わらせよう!

主権者・市民の力で社会大改革を完成しよう!

2025年4月4日

尹錫悦退陣・社会大改革 非常行動

※漢南洞はソウル竜山区の行政区域で大統領公邸の所在地。民主労総の「尹錫悦を逮捕しろ!」との呼び掛けに集まった市民らが1月3~6日、3泊4日の徹夜ろう城闘争を雪降る厳寒の中で展開した。「漢南洞の闘い」と呼ばれる。

原文 https://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=2131