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憲法裁判所の尹錫悦に対する弾劾罷免決定を支持・歓迎する!内乱勢力清算・憲政秩序守護・民主政権樹立・社会大改革へと進もう!
韓国の憲法裁判所(憲裁)は4月4日、12.3戒厳クーデターを起こした尹錫悦(ユン・ソンニョル)に対し、裁判官8人の全員一致で弾劾罷免を決定し、尹錫悦はすぐさま大統領職を解かれた。憲政秩序を破壊した尹錫悦は断罪された。わたしたちは、憲裁の決定遅延がこの間、深刻な政治・社会的混乱を生んだことを批判した上で、尹錫悦を厳正に処断した憲裁の決定を全面的に支持し歓迎する。あわせて、尹錫悦の内乱首謀罪についても早急に厳罰が下されることを強く要求する。
憲裁の罷免決定は、「尹錫悦退陣・社会大改革 非常行動」を中心に結集した広場の市民と、「内乱終息・憲政守護 新しい大韓民国 円卓会議」を構成する5野党などによる連帯した闘いが、主権者・国民の圧倒的な支持を得ながら生み出したものである。
広場と野党は尹錫悦罷免を大きな成果としながら、次の課題に向けて前進しなければならない。第1の課題は、内乱・反乱勢力を徹底して清算することだ。これまで韓国社会に巣くってきた内乱・反乱勢力は今回の事態でその本性をあらわにした。首謀者・尹錫悦を擁護してきた与党「国民の力」をはじめとする内乱勢力、内乱勢力と結びつき暴力で反乱を企図する極右勢力をそのままにしては、憲政秩序を守り抜くことはできない。
第2は、予定される大統領選挙で国民の力の執権を許さず、民主政権を樹立することである。ここで言う民主政権は単なる政権交代をこえ、新しい韓国社会をつくり出すための社会大改革を、広場の市民と共に積極的に推進し実現する政権を意味する。
第3の課題として、この二つの課題を実現するために、広場と野党による幅広い連帯で、内乱勢力清算・憲政秩序守護を共通綱領とする民主連合戦線を構築しなければならない。この間の共同闘争はその基盤となるはずだ。そして、国民の支持を背景にした民主連合戦線の圧倒的な力で、大統領選挙で内乱勢力の政権延長を阻止して民主政権を樹立し、内乱・反乱勢力を徹底清算しながら社会大改革を実現することが重要だ。
広場の闘いは「光の革命」と呼ばれている。光の革命を継続し、光復80年を迎える今年の8.15には、自主・民主・平和、そしてわたしたちの念願である統一を再び大きく掲げ、光り輝かせていかなければならない。そのために、わたしたちはさらに前進する決意だ。
2025年4月4日
在日韓国民主統一連合(韓統連)
委員長 宋世一(ソン・セイル)