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決議文

韓米合同軍事演習反対! 韓統連全国代表者会議 決議文

韓国政府関係者は2月5日、今年前半期の韓米合同軍事演習「自由の盾(フリーダム・シールド)」を3月4日から14日まで11日間実施するとし、「同演習はコンピューターシミュレーションを利用し進行される」「北の核・ミサイルを含む軍事的挑発シナリオを想定し合同防衛態勢を点検する予定」と明らかにした。

「コンピューターシミュレーションを利用し進行される」としながら、「自由の盾」合同演習では師団級合同上陸演習と20余の合同野外機動演習を過去の「フォール・イーグル」合同演習の水準で行う計画であり、韓米海兵隊が参加する合同上陸訓練を手始めに、合同攻撃ヘリ射撃訓練、合同海上哨戒訓練などを進行するという。

「北の崩壊」を目標とする米国の持続的で執拗な対北敵視政策による朝鮮半島における戦争政策は現在、△国連軍司令部を米軍主導の多国籍軍として実動化させることによるアジア版NATOの構築△今年8月に予定される米軍主導「核協議グループ」が主管する対北核戦争演習の実施△米国戦略資産の朝鮮半島への頻繁な配備△韓米日軍事同盟化による軍事協力の強化などに、具体的にあらわれている。

「自由の北進政策を進める」(キム・ヨンホ統一部長官)に象徴されるように自由民主主義体制に基づく「吸収統一」に固執する尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は、米国の対北敵視政策に全的に追従しながら、自らも対北対決策動に全力をあげている。すでに9・19南北軍事合意が海上も含めて事実上、破棄されたといってもよい状況で、南北関係は交戦状態にある国境で対峙する敵対的な国家関係へと転じてしまい、朝鮮半島は核戦争も想定される一触即発の軍事緊張状態に置かれている。

朝鮮は合同軍事演習を「北侵戦争演習」と規定しており、2月28日、韓米合同軍事演習と米国戦略資産の朝鮮半島への配備を取り上げ、「もし戦争の導火線に火がつく場合、われわれの無慈悲な征伐の目標になる」と警告した。

国際社会は米国の一極支配からグローバルサウスが中心となる多極化構造へと転換し、それに伴い米国による「戦争と支配と搾取」は否定され、「平和と共同繁栄、主権の相互尊重」を重視する新しい時代を迎えている。米国は同盟国・友邦国を総動員することで、自らの覇権と一極化を維持するのに懸命となっている。しかし、多極化と自主化の新しい流れは大勢となり、だれも逆らうことはできない。米国は対北敵視政策を放棄し、韓国は対米追従・対北対決政策を破棄することを強く求める。

朝鮮半島の平和実現は韓米の戦争策動を破綻させることから始まる。戦争策動の代表的なものがまさに合同軍事演習である。わたしたちは朝鮮半島を戦争の危機に陥れる合同軍事演習の中止を強く訴える。韓米は戦争を挑発する合同軍事演習を直ちに中止しなければならない。

決議事項

1.韓米合同軍事演習を直ちに中止しろ!

1.米国は対北敵視政策を放棄しろ!

1.尹錫悦政権は対米追従・対北対決政策を破棄しろ!

1.朝鮮半島の平和を実現し自主統一への道を切り開こう!

2024年3月3日

韓米合同軍事演習反対! 韓統連全国代表者会議 

参加者一同