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決議文

公安弾圧反対! 韓米合同軍事演習中止! 尹錫悦政権糾弾!韓統連全国代表者決意集会 決議文 

世界的な経済危機が継続拡大するなかで、韓国経済においては米国の対中国包囲圧迫政策に追従した結果が輸出不振・貿易赤字増大・低成長を招いている。さらには米国の対インフレ高金利政策の影響を受けた高物価・高金利・高為替レートが韓国民衆の生活に大きな打撃を与え、民生破たんともいうべき深刻な状況を引き起こしている。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は、財閥・大企業や富裕層には減税や規制緩和などの特恵を与える一方、労働者には「法と原則」「労働改革」の名のもとに徹底した弾圧を加えることで、こうした経済危機・民生破綻を切り抜けようと画策している。

また、梨泰院(イテウォン)惨事の真相究明・責任者処罰・再発防止から目をそむけ、遺族の活動を妨害しながら、惨事を社会から忘却させることに汲々とし、国民の厳しい批判を受けている。

国情院は民主労総メンバー一人の家宅捜索のために、約700人の警察力を動員して「大々的な捜査」を演出し、保守メディアに意図的な記事を掲載させて、民主労総の「悪魔化」をねらった。また、韓国進歩連帯など進歩民衆勢力に対しては、スパイ事件をねつ造し、「伝家の宝刀」国家保安法を動員して激しい公安弾圧を加えている。

こうした弾圧は、第一野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表への攻撃とあわせて、検察・国情院・警察の力を総動員し、反対勢力を徹底して封じ込めることにより、現在の危機的局面の転換を図りながら、2024年総選挙で勝利するための整地作業として展開されている。進歩民衆勢力と民主勢力の団結した力で総反撃を加え、尹政権の策略を全面的に破たんさせなければならない。

米国の新冷戦覇権戦略のもとで、韓米両政府は3月中旬に大規模な合同軍事演習「フリーダムシールド」を実施するとしている。昨年後半、米国の戦略資産を含む韓米・韓米日合同軍事演習が実施され、朝鮮はこれに対応した軍事行動を展開、朝鮮半島の軍事緊張は一挙に高まった。合同軍事演習はいたずらに朝鮮を刺激し、戦争の危機をさらに増幅させるだけである。合同軍事演習の中止から対話局面をつくり出し、さらには南北・朝米合意の履行へと進展させ、朝鮮半島の平和を実現することが喫緊の課題だ。

朝鮮への軍事対決姿勢を露骨に示す尹大統領は「核共有」「核武装」発言もためらわず、朝鮮半島の危機を激化させている。また、米国の意向に沿い韓米日軍事同盟を完成させるために、「強制動員」問題の屈辱的解決策による韓日関係の「改善」を目指し、「安保三文書」に基づく日本の大軍拡と自衛隊の朝鮮半島への進出野望にも理解を示すなど、その親日売国姿勢はとどまる所を知らない。歴史清算を無視した韓日の政治決着を決して許してはならない。

このような尹政権に対して、韓国民衆は立ち上がり糾弾の声を連日のようにあげている。民生を破たんさせ、人権と民主主義を破壊し、朝鮮半島に戦争の危機をつくり出す尹政権を厳しく糾弾し、その力と成果を結集しながら、尹政権を退陣へと追い込まなければならない。わたしたちは国内民衆と固く連帯して闘うことを決意しながら、次のとおり決議する。

1.公安弾圧に断固反対する!

1.韓米合同軍事演習を即刻中止しろ!

1.尹錫悦政権を厳しく糾弾する!

1.国内民衆とともに闘おう!

公安弾圧反対! 韓米合同軍事演習中止! 尹錫悦政権糾弾! 

韓統連全国代表者決意集会 

参加者一同

2023年2月26日 日本・名古屋