各種資料
光州民衆抗争41周年記念在日韓国人集会 決議文
歴史的な光州民衆抗争から41周年を迎えた。1980年5月、光州地域の学生、市民は、全斗煥軍部勢力が投入した戒厳軍に対して、民主を守り抜くために、果敢に立ち上がり決死的に闘った。光州民衆抗争は、歴代の軍部独裁の背後には米国が存在することを事実をもって明らかにし、それまでの反独裁民主化闘争を反外勢民族自主化闘争へと発展させるうえで、大きな契機となった特筆すべき民主化闘争である。わたしたちは、この光州民衆抗争の闘争精神、光州精神をしっかりと継承していこう。
光州民衆抗争はその後、民主政権により光州民主化運動として認定されたが、戒厳軍による学生、市民へのし烈を極めた弾圧は、全ぼうが明らかになったとはいえず、発砲命令に象徴される全斗煥への責任追及も途上にある。弾圧の真相究明と責任者の処罰を必ず成し遂げ、光州の英霊にこたえなければならない。
バイデン米政権は朝鮮やロシアも念頭に置く中国包囲圧迫路線に同盟国・韓国を巻き込む戦略のもと、米国への従属圧力を強化している。米国は、南北合意に反し朝鮮半島に軍事緊張・対決をもたらす韓米合同軍事演習を強行し、韓米防衛費分担協定を通じて高額の防衛費分担を韓国政府に強要し、韓米ワーキンググループなどの「協議機構」を使って南北関係を制御している。米国による民族自主権への支配と干渉に徹底して反対し、わが民族の団結した力でこれをはねのけることは、至急の課題である。
2018年の板門店宣言とピョンヤン共同宣言により始まった祖国の平和と統一への画期的な歩みは、米国の干渉と文在寅政権の自主性の喪失により、残念ながら、現在、停滞している。これを打開するためには、バイデン政権は朝鮮に対する敵視政策を放棄・転換すること、文在寅政権は民族自主の立場で民族の利益を第一に考え、南北合意を誠実に履行することが求められている。
文政権はキャンドル市民革命を背景に誕生した政権である。キャンドル市民は、朴槿恵政権に象徴される歴代保守勢力の積弊を清算することを強く求めており、それが十分でないために4・7再補欠選挙では政権を厳しく審判した。積弊清算は国民の要求にこたえて民主社会大改革を果敢に進めることを軸にしながら、これに反対する積弊・保守勢力との闘い、その背後にある米国の干渉を打ち破る闘いとも固く連結している。徹底した積弊清算は、大統領選挙で勝利し次期民主政権を創出する基盤と動力を準備するうえで、決して欠かせない重要な課題だ。文政権は積弊清算を必ず貫徹しなければならない。
わたしたちは光州精神を継承し、自主・民主・統一を一日も早く実現する燃える決意を再度、確認しながら、次のとおり決議する。
決議事項
1.光州精神を継承しよう!
1.光州弾圧の真相究明と責任者処罰を求めよう!
1.米国による民族自主権への支配と干渉に反対しよう!
1.文在寅政権は南北合意を履行し積弊清算を貫徹せよ!
1.組織の統一と団結を強化しよう!
2021年5月15日
光州精神を継承し民族自主を争取しよう!
光州民衆抗争41周年記念在日韓国人集会
参加者一同