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情勢解説

韓米合同軍事演習、4月第2週で調整中…合同演習の中止で関係改善を!

【2022年3月4日】

東亜日報(電子版2月7日)は、韓米が上半期の合同演習を4月第2週から実施することを暫定的に合意し、細部の日程を調整中だと単独報道した。韓国側は、文在寅政権の任期内で最後となる今回の上半期合同演習において、戦時作戦統制権を移管するうえでの条件のうち第2段階の完全運用能力(FOC)評価を実施したいと提案したが、米側は政権交代後の下半期(秋期)に実施すべきだとの立場を固守しているとのこと。オースティン米国防長官が昨年12月、韓米安保協議会議(SCM)後の記者会見で、FOC評価を今年下半期に実施すると言及しており、上半期実施と急ぐ必要はなく、韓米が合意したFOC評価の日程に変更はないというのが米側の姿勢。FOC評価はこれまで3回の合同軍事演習では「予行演習」だけ行われた。一方、韓国国防部は7日、同報道に対して「韓米合同軍事演習の時期に関連しては現在確定していない」と述べた。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は任期内の戦時作戦統制権の移管を公約として掲げていたが、米国に強く主張もできないまま振り回され、目標の実現は結局不可能となった。バイデン政権は朝鮮に対し「敵視はしていない。無条件で対話を」と呼びかけて、対話外交の機会をうかがうが、朝鮮は先行条件として「敵視行為の撤回」を求めている。敵視行為の代表的なものがまさに韓米合同軍事演習である。朝米関係の改善と朝鮮への侵攻作戦である合同軍事演習は両立しない。それは南北関係も同様だ。2018年に行われた歴史的な南北、朝米首脳会談と会談から導き出された貴重な合意は、韓米合同軍事演習の中止から始まった情勢転換が生み出したものであることを想起するときだ。韓米合同軍事演習を中止し南北、朝米関係の改善に乗り出すべきである。