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米安保戦略、日韓に防衛費増額を要求
トランプ米政権は１２月５日までに国家安全保障戦略（ＮＳＳ）を公表した。ＮＳＳは、日本や韓国に防衛費の増額を求めるべきだと指摘。台湾を巡る紛争抑止が「優先事項」だと強調し、「台湾海峡のいかなる現状変更も許さない」と表明した。その上で、鹿児島沖から沖縄、南シナ海に至る「第１列島線」上の、「どこでも攻撃を拒否する能力を構築する」とした。今回のＮＳＳには、１期トランプ政権とバイデン政権時にはあった「北朝鮮（※正しくは朝鮮）の非核化（または「朝鮮半島の非核化」）」への言及がない。朝米首脳会談を念頭に置いたもの、「非核化」要求の扱いに苦慮、さらには対北朝鮮戦略の破綻（はたん）など様々に憶測されている。
