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情勢解説

民主党議員ら国家保安法廃止法案を発議

【2021年11月1日】

「国家保安法廃止国民行動」による「国家保安法廃止全国大行進団」は10月15日、11日間の国土縦走大行進を経て終着地であるソウル汝矣島の国会議事堂に到着した。「共に民主党」のミン・ヒョンベ議員は大行進団とともに記者会見を開き「本日、大行進団と国民の要求に応え、21人の議員(民主党16、「開かれた民主党」2、無所属3)で国家保安法廃止法案を共同発議する」と明らかにし、「法案はとてもシンプルだ。きっかり10文字。『国家保安法は廃止する(국가보안법은 폐지한다)』」と強調した。これにより国家保安法廃止法案は、5月の10万人国会同意請願により国会法制司法委員会に係留されているものに、ミン議員が提出したものが加わった。一方、大行進を終えた国民行動は国会前で一人示威によるキャンペーンを続けた。

 ミン議員の発議は、2004年以後17年ぶりになされた与党議員による国家保安法廃止法案の提出。10万人国会同意請願による廃止法案が国会法制司法委員会では係留されたまま審議が進まない中、国民行動と連帯し大行進団に連携する形で行われた議員らの発議は、適切なタイミングで発表されアピールした。以後、国会での法案審議にはずみがつくことが期待される。民主を弾圧し統一を阻害する国家保安法は必ず廃止しなければならない。