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移住連・理事、高市新総裁に「差別助長しかねない」と懸念
高市早苗前経済安全保障担当相が10月4日、自民党の新総裁に選出された。高市氏は総裁選期間中に「外国人が奈良公園の鹿を蹴り上げている」「通訳の手配が間に合わず、(外国人は)逮捕しても不起訴になる」などと発言し物議をかもした。NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)」共同代表理事の鈴木江理子氏は「差別を助長しかねない」と懸念を示した上で、「事実を確認して、間違いであれば訂正が必要だ」と訴えた。「日本社会を持続的に発展させるためには、(外国人の)規制よりも(共生のための)環境整備が必要だ」と方針転換を求めた。