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8.15大会「光復80年、韓米合同軍事演習中止…今こそ真の解放を迎えよう」

8.15汎市民大会の開催を発表する記者会見
8月15日19時、崇礼門(※南大門)前に大規模集結
「光復80年 平和・主権・歴史正義の実現 8.15汎市民大会推進委員会」は8月5日午前11時、ソウル香隣教会で記者会見を開き、内乱・外患勢力の完全な清算と朝鮮半島の平和体制構築のための国民的行動を訴えた。8月15日、南大門前で大規模な汎市民大会を通じて「80年間、完成できなかった真の解放をつくろう」と訴えた。
軍事・経済圧迫に抗し主権と平和をかちとる
光復80年を迎え台頭する課題は朝鮮半島の軍事的緊張を緩和し、米国からの圧力に抗して主権を確立することである。
キム・ジェハ全国民衆行動共同代表は、トランプ政権の経済・安保圧迫を克服するためには「ユン・ソンニョルを追い出した広場の民意が再びわき上がらなければならない」と述べた。こうした民意の結集は民主労総や農民会など各界の大規模な参与で成し遂げられる展望だ。
イ・テファン民主労総首席副委員長は「民主労総は米国の経済・安保収奪を阻止し、韓米合同軍事演習を中止させるために、8月15日に大規模な全国労働者大会を開催する」と明らかにした。ハ・ウォノ全国農民会総連盟議長は「南泰嶺を越えた統一トラクターの力で米国の圧力も乗り越える」と決意した。
イ・ヨンギル全国非常時局会議共同代表は「1991年の南北基本合意、2018年の共同宣言がともに韓米合同演習の中止または延期により始まったという歴史的事実を思い起こさなければならない」とし、「8月18日から2週間、実施される韓米合同軍事演習の中止は朝鮮半島の平和のための希望のしるしとなるだろう」と語った。
光復80年、内乱・外患を清算し歴史正義を確立しなければ
イ・ホンジョン自主統一平和連帯常任代表議長は「12.3非常戒厳事態は、分断冷戦体制と戦争同盟勢力により構造的に支配されてきた朝鮮半島の地政学的運命を痛切に省察する機会」と述べた。続けて「ユン・ソンニョルの内乱および外患罪は、植民地分断冷戦体制の産物である国家保安法と韓米軍事同盟を背景に恣意的になされたもの」と語った。
キム・サミョル独立有功者遺族会会長は「親日反民族勢力が解放以後、社会の主導権を握り、解放80年となる今日まで国を分断し歴史正義を踏みにじっている」とし、「歴史をただし未来へと進まないとすれば、わが民族の未来はない」と強調した。
ユン・ボンナム「民主社会のための弁護士の集い」会長は「国家保安法のように時代から遅れた法が平和を阻害する現実がこれ以上、続いてはならない」と訴えた。
8.15汎市民大会推進委員会は今回の大会が「内乱・外患の完全な清算、植民地分断冷戦体制の克服という社会の根本課題を振り返ってみる場」と強調した。8月15日午後7時、南大門で開かれる汎市民大会では、全国から集まった市民による真の解放に向けた叫びが響き渡る予定だ。
※写真-記者会見する推進委員会
(民プラス 2025年8月5日 ハン・ギョンジュン記者)
原文
https://www.minplusnews.com/news/articleView.html?idxno=16593