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朝鮮、韓米日海上訓練に反発・警告

【2025年3月28日】

朝鮮中央通信は3月25日、韓米合同軍事演習「フリーダムシールド」と並行して実施された韓米日海上訓練(17~20日、済州島南方)に対する論評を通じ、「各種の軍用機が群れをなして4日連続で狂乱的に繰り広げた3者海上訓練は、ただでさえ険悪な地域の政治軍事情勢を最極端に緊張させた」と反発し、「敵対国のいかなる挑発と脅威も圧倒的かつ決定的な対応に直面することになる」と警告した。続けて、トランプ米政権が前政権からの大幅な政策転換を図っているが、朝鮮に対する敵視政策だけは執ように継承し、邪悪に変異させながら朝鮮半島と地域で多目的な戦争ギャンブルをさらに大きく繰り広げていると指摘した。その上で「米国の反共和国対決の狂気が深刻になるほど、国家の安全と地域を守護するためのわれわれの努力と行動は加速し倍加するだろう」と警告した。

※写真-海上訓練に参加した米空母「カール・ビンソン」