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情勢短信

韓米軍事演習「フリーダムシールド」展開

【2025年3月14日】

韓米両軍は3月10日、朝鮮半島有事を想定した定例の合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を開始した。演習は20日まで実施される。これに対し、朝鮮外務省は同日、「米韓がわれわれの度重なる警告にもかかわらず、大規模な合同軍事演習を強行しようとしている。偶発的な1発の銃声で、双方の物理的衝突を誘発させる可能性もある先鋭な朝鮮半島情勢を、極限値以上に引き上げる危険極まりない挑発的な妄動だ」と非難した。また、朝鮮は数発の近距離弾道ミサイルを発射した。一方、フリーダムシールドの野外機動訓練で行う実射撃訓練は、6日に発生した韓国空軍の戦闘機誤爆事故のため実施されないが、合同軍事演習そのものは予定通り強行されている。自主統一平和連帯は2月25日、国防部周辺で、「朝鮮半島の緊張を激化させる合同軍事演習を中止しろ」と声をあげた(ニュースレター前号、情勢短信)。韓統連と韓青は3月6日、米大使館前で合同軍事演習に抗議し中止を要求した(活動報告はこちら)。

※写真-誤爆事故によって破壊された民家