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長生炭鉱「追悼集会」開催、潜水調査も実施
1942年2月3日に山口県宇部市の海底炭鉱「長生炭鉱」で発生した水没事故の犠牲者183人(朝鮮人136、日本人47)を追悼する集会が2月1日、跡地近くの「追悼ひろば」で、地元の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」の主催により開催された。刻む会の井上洋子共同代表をはじめとする同会メンバー、韓国遺族会の楊玄(ヤン・ヒョン)会長ら韓日の遺族、韓日の行政担当者、社会民主党党首の福島みずほ参院議員ら国会議員、同胞、日本人約450人が参加し、犠牲者の冥福を祈ると共に、日本政府に対し遺骨の収容、返還を強く求めた。あわせて潜水調査が前日まで3日間実施された。遺骨や遺品は発見されなかったが、刻む会では調査状況を踏まえ、4月に3回目の潜水調査を計画している。