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情勢短信

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【2025年1月24日】

韓米日合同軍事演習を実施

韓国国防部は1月15日、韓米日3カ国が朝鮮半島近隣の公海上で、北の核・ミサイル脅威に対応するために合同空中演習を実施したと発表した。演習には米軍B-1B戦略爆撃機、韓国軍F15K、自衛隊F2戦闘機が参加した。尹錫悦の逮捕という激動する韓国情勢の下で、米国が主導して3カ国が朝鮮半島情勢を悪化させる合同軍事演習を強行した。これは、トランプ米政権の出帆を前に、バイデン政権が成果とする韓米日軍事同盟の構築路線を維持・強化することを狙い、その意向に沿う韓国の次期政権を誕生させようと圧力を加えたもの。露骨な内政干渉であり、批判の声が起こっている。

※写真-韓米日による合同空中演習

朝鮮、NATO「日本代表部」独立を批判

北大西洋条約機構(NATO)日本政府代表部は1月15日、在ベルギー大使館から独立した組織として正式に発足したと発表した。日本とNATOの安全保障協力を強化し、インド太平洋地域と欧州・大西洋地域の戦略的な連携を推進することが目的だとしている。これに対し朝鮮中央通信は20日、国際安保問題評論家キム・リョウォン氏の論評「日本の独立的なNATO代表部ねつ造策動は、地域情勢に新たな不安定要素を追加する危険千万な行為」を紹介し、こうした行為はアジア太平洋地域に戦雲を引き寄せる野合と糾弾した。NATOは現在、韓国、日本、豪州、ニュージーランドのインド太平洋パートナー国家との関係を強化している。