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情勢解説

内乱首謀者・尹錫悦、拘束! 逮捕・断罪し憲裁は罷免しろ!

【2025年1月15日】

捜査機関、史上初の現職大統領拘束

独立捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」は1月15日午前10時33分、大統領権限が停止中の尹錫悦(ユン・ソンニョル)を内乱容疑などで拘束した。現職大統領が拘束されるのは韓国憲政史上初めて。公捜処は尹錫悦を取り調べ、48時間以内に逮捕状を請求する見通しだ。公捜処は3回の出頭要請に応じなかった尹錫悦に対し今月3日、拘束令状の執行を試みたが、大統領警護処が厳しく抵抗し、執行に失敗した。

違憲・違法の非常戒厳令宣布

尹錫悦は昨年12月3日に違憲・違法の非常戒厳令を宣布し、戒厳解除の議決を防ぐため武装した戒厳軍を投入して国会を封鎖した。当時、発砲命令を出し、2回目の戒厳宣言にも言及したことが関係者への取り調べで判明。また、令状なしで国会議長や与野党代表ら政界の要人10人と中央選挙管理委員会の職員を拘束しようとした。

拘束されても続く「開き直り」

尹錫悦は15日、「流血事態を防ぐため、違法な捜査ではあるが公捜処に出頭することにした」とする国民向け談話(事前録画)を大統領室を通じて発表した。

内乱首謀者・尹錫悦、逮捕・断罪し憲裁は罷免しろ!

ついに尹錫悦は拘束された。尹錫悦を首謀者とする内乱勢力はこの間、尹錫悦の拘束を違法だとして物理力で対抗し妨害した。まさに内乱行為である。談話が示すように、尹錫悦は憲政秩序を破壊し国民主権を侵害したことに何の反省も謝罪もない。むしろ、国民に対する宣戦布告ともいうべき「開き直り」で終始した。軍と警察の上層部・閣僚・与党「国民の力」などは尹錫悦を擁護することで、自ら内乱勢力であることを実証した。「尹錫悦即刻退陣・社会大改革 非常行動」は連日、公邸前で尹錫悦逮捕を要求した。内乱首謀者・尹錫悦と内乱勢力を一掃しなければならない。尹錫悦を逮捕・断罪し、憲法裁判所(憲裁)は迅速な審理で罷免しなければならない。これこそが主権者・国民の命令である。民主共和国の礎を築いてきた誇らしい韓国民主化運動の歴史、その成果を最大限、発揮しよう。

※写真-逮捕され公捜処に連行される尹錫悦