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世宗大路をぎっしり埋めた労働者、尹錫悦退陣の「導火線」をつくる

【2024年6月28日】

「民主労総」は6月22日、ソウル市中区の崇礼門からソウル市庁まで続く世宗大路を労組員ら3万人でぎっしり埋め、「労働者の賃上げ すべての労働者の労働権争取 全国労働者大会」を開催。賃上げ闘争の勝利と労働権獲得を実現し、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権退陣闘争の導火線となろうと決意した。民プラス(6月22日)の記事を紹介する(一部省略)。

22日、雨の中、民主労総は尹錫悦大統領の拒否権乱発による民生破綻、そして「反労働」の国政基調に対する全面修正を要求して、上半期最大規模の闘争である「労働者の賃上げ すべての労働者の労働権争取 全国労働者大会」を3万人規模で開催した。

参加者は「就任2年で拒否権を14回行使し支持率21%に墜落した尹錫悦政権『退陣闘争』の真っただ中にいる」とし、「労働者が先頭に立ち政権退陣をつくる」との決意を高めた。

民主労総はまず「すべての労働者の賃上げ」のために最低賃金の大幅引き上げを要求した。来年の最低賃金を決める最低賃金委員会での議論がひとしきり進む中、公共部門をはじめとして各産別賃金団体交渉が進行されている。民主労総は最低賃金引き上げ闘争を「すべての労働者の賃上げ闘争」と宣布し闘争中だ。

民主労総はすべての労働者が労働権を享受できるように「3大立法を争取する」との決意も明らかにした。3大立法課題は△真の使用者を正確にする労組法2条、無分別な損害賠償を禁止する労組法3条の改正△延長・夜間・休日勤労手当規定も適用されず、不当解雇されても救済申請できない5人未満事業場の労働者に労働基準法の適用△非正規職、零細事業場、プラットホーム労働者など使用者と交渉が難しい不安定労働者の権利保障のための企業を超えた交渉の法制化。

民主労総はこれが「すべての労働者に労働権と労働組合をもたらす社会大改革闘争」だとし、この日の大会を始まりとして争点化に力を注ぐ予定だ。

ヤン・ギョンス委員長が組合員の決意をさらに高めた。

ヤン委員長は「尹錫悦政権を追い出すことなしには、賃上げ、労働条件の改善、法制化も期待できないということが、この2年の教訓」だとし、「梨泰院惨事、五松惨事の真相究明を望む市民、言論弾圧を拒否し民主主義を守る市民、平和を愛し差別に反対するすべての市民と共に、尹錫悦政権退陣のための巨大な抗争を始めよう」と訴えた。

民主労総は下半期の最低賃金引き上げ闘争を始めとし、労働基本権のための立法活動に総力闘争することを決意した。尹錫悦政権の国政基調に変化がなければ、民主労総はさらに巨大な「退陣闘争」に乗り出すと警告し、ソウル駅を経て龍山・大統領室へと行進した。

※写真-「民主労総」全国労働者大会(6・22 ソウル)

原文 http://www.minplusnews.com/news/articleView.html?idxno=15039