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2024年総選挙勝利、120万民主労総はすでに開始した

【2023年2月3日】

120万人の組合員で構成する民主労総は、進歩民衆勢力における自身を中心とする政治勢力化を実現し、その団結した力で、2024年総選挙で勝利することを目標とする工程表を立てて実践に入っている。民プラスの記事(1月26日、チョ・ヘジョン記者)を紹介する。

「労働者の政治勢力化で国会を変えよう」

政治方針の現場討論が盛ん…4月代議員大会で確定

「労働者政治勢力化」に乗り出す理由と方向

2024年総選挙を前に民主労総では政治方針の樹立のための討論が盛んだ。現場の討論が活発に進行している。

ヤン・ギョンス民主労総委員長は新年辞で「労働者政治勢力化で国会を変えよう」「組合員が直接政治の主体として立ち上がり、2024年総選挙を巨大二党政治を終わらせ不平等な社会を変える出発点にしよう」と120万組合員に訴えた。

ヤン委員長は「120万組合員が先頭に立つ全民衆的な闘争で反民主・反民生・反労働の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権を終わらせ、労働者の政治勢力化で新しい社会のための大きな歩みを踏み出そう」と強調し、「進歩政党はもちろん進歩民衆陣営とともに労働者、民衆の利益を代弁する労働者の政治を始めよう」と主張した。

民主労総は政治方針の討論から総選挙の準備を始めた。民主労総の政治方針はいわば「労働者政治勢力化」へと進むための方針だ。

民主労総の綱領と基本課題には「労働者政治勢力化」が明示されている。民主労総は「労働者政治勢力化」の定義について、「歴史と生産の主人である労働者が政治の主人として地位を確固とし、労働中心の価値が実現される政治、社会的体制を確立していく過程」だとする。

「労働者政治勢力化」の方向

民主労総の政治方針の現場討論文には「労働者政治勢力化」の方向を5つ提示している。

△民主労総が進歩政党を含む進歩政治勢力の結集点となる力で労働者執権を成し遂げ、社会を変革すること△農民、貧民など進歩民衆勢力と力を集め、同伴者的関係をつくり、ともに成長すること△進歩諸政党など進歩政治勢力が大団結する労働中心の進歩政党を建設すること、そして△韓国社会の体制転換と進歩改革のための大衆闘争と政治改革闘争の先頭に民主労総が立つこと、このために△具体的な目標と経路、実現方案を策定し、準備を始めなければならないとする内容だ。

民主労総が今年、政治方針を樹立する理由は政治方針が長く不在だったためだ。今年、政治方針を再定立することで「労働者政治勢力化」の路線と方向を揺らぐことなく推進するためにだ。

また、民主労総は社会を変える労働運動へと跳躍するために、民主労総の政治方針を再定立しなければならないと強調した。政治方針の再定立により、進歩政治勢力の団結と強化の先頭に立ち、これらを通じて民主労総が影響力のある進歩政治勢力へと成長しなければならないというものだ。民主労総は進歩民衆勢力を一つに集め、強力な大衆闘争の力を蓄積し政治勢力化を実現するとの決意だ。

「労働者政治勢力化」に乗り出す理由

民主労総が「労働者政治勢力化」のために乗り出す理由はこのように△綱領と創立宣言の精神を実現し△社会を変える労働運動を実現することだけでなく△最低賃金闘争と非正規職の正規職化闘争など労働者の闘争において、政治・制度的障壁をこえられない現実を変えようとする労働現場の切迫した要求でもある。労働者が自ら議会権力の主体となる総選挙をつくろうとの意味が込められている。

また、ヤン委員長が訴えたように、「新自由主義、反労働的な保守二大政党体制を打破」し△労働中心の価値を実現する社会をつくるためだと明らかにした。

民主労総は2月末までに討論文についての現場の活発な討論を経て、4月に政治方針の樹立を目標にしている。2024年4月総選挙の一年前になる。

政治方針だけでなく総選挙方針を樹立する中央執行委員会の討論を始めた。これまでのような候補一本化水準にとどまる選挙方針ではなく、「労働者政治勢力化」という戦略的方向を提示する政治方針とともに総選挙方針についての論議を始めたものだ。

民主労総は来月7日、定期代議員大会を開く。総選挙を一年後に控えた今年2023年の事業計画を討論する。そして4月には臨時代議員大会を開き、政治方針・総選挙方針を決定し総選挙計画を樹立し、政治勢力化の新しい段階をつくる予定。

民主労総は政治方針と総選挙方針の樹立のために幹部と組合員用の教育資料を作成、全国巡回討論会も開催する。

政治方針を討論するたびに浮沈を経てきた民主労総、今年は保守二党体制の打破、不平等体制の転換、そして直接政治の主体となり労働中心社会を実現するために政治方針を定め実践する。

民主労総の総選挙闘争はすでに始まった。民主労総の決心が2024年総選挙において結実するか、期待に値する。

原文 http://www.minplusnews.com/news/articleView.html?idxno=13390