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情勢解説

全国民衆大会開催、尹政権に対する審判闘争宣言…全国労働者大会「貨物連帯スト死守!」

【2022年12月16日】

全国民衆行動は12月3日午後、ソウル汝矣島の国会前で「このままでは生きられない!尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権審判!全国民衆大会」を開催。大会では△民生破綻の国家責任△民生改革立法の実現△梨泰院惨事の責任追及△民主主義破壊の中止△屈辱外交、戦争策動の阻止が主要なスローガンとして掲げられ、労働者、農民、貧民、女性、青年学生ら各界各層の民衆が一堂に集まり共に「政権審判」を叫ぶ初の大会となった。

参加者はまず、尹政権の弾圧に屈せず、「安全運賃制改悪阻止」などを求め、スト10日目に入った貨物連帯の労働者を応援すると共に、「団結した民衆は敗北しない」「団結した民衆は必ず勝利する」と一斉に連呼、尹政権審判に向けて一丸となって闘う意志を集めながら開始した。

大会では民生改革立法に関連して、全国金属労組から「労組法改正」、全農から「糧穀管理法改正」、民主露天商全国連合から「露天商生計保護特別法制定」がそれぞれ提起された。また、全国公務員労組から「梨泰院惨事の責任追及」、全国言論労組から「民主主義を破壊する言論弾圧」、全国女性連帯から「女性家族部廃止反対」、正義記憶連帯から「屈辱外交、韓米日軍事同盟反対」をそれぞれテーマに尹政権を審判する発言が続いた。

全国民衆行動の共同代表団は「糧穀管理法と労組法、露天商特別法など民生改革立法の実現、不平等体制の打破、朝鮮半島の平和体制を樹立するために闘う」とする大会決議文を発表し、「2015年の民衆総決起闘争が2016年の朴槿恵退陣キャンドルの呼び水となったように、2022年の全国民衆大会は尹政権退陣闘争の呼び水となる」と宣言した。

大会参加者は大会後、「国民の力」党本部まで行進し抗議の声をあげた。

全国労働者大会

全国民衆大会に先立ち民主労総は「労働改悪阻止!労組法改正!民営化中止!貨物労働者全面スト勝利!」を掲げて「全国労働者大会」を同じく国会前などで開催した。

ヤン・ギョンス委員長は大会辞で「われわれの要求は仕事に応じてきちんと賃金を受け取り、命を懸けて仕事をしなくてもよい社会」だとし、「貨物連帯の同志のストを死守するために労働者大会を開催した」と意義を強調した。民主労総は「貨物連帯スト勝利!尹政権労働弾圧粉砕!」闘争を継続する予定だ。

審判闘争宣言

民主労総や全農など進歩民衆陣営は全国民衆行動主催による全国民衆大会を開催し、尹政権に対する審判闘争を一斉に宣言した。まずは進歩民衆陣営が審判闘争を主導しながら、闘争を汎国民的に拡大させ、尹政権に対する退陣闘争へと発展させていく可能性を展望した。SNSなどによる個人参加が主体の「退陣キャンドル行動」は11月19日、キャンドル行動の中で「尹錫悦退陣時局円卓会議」の構成と参加を各方面に呼びかけている。