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大阪本部

7・11反戦平和集会

【2021年07月11日】

2019年に凶弾に倒れたペシャワールの会現地代表の中村哲さんを偲ぶ取り組みとして「中村哲さんの意志を引き継ぎ世界の平和をめざそう!(主催:とめよう!戦争への道・めざそう!アジアの平和2021関西の集い実行委員会など)」が7月11日(日)、エルシアター(大阪市中央区)で開かれ、在日同胞、日本人など500名が参加した。

集会は初めに、しないさせない戦争協力関西ネットワーク共同代表の中北龍太郎さんが主催者挨拶を行った後、ペシャワールの会PMS支援室室長の藤田千代子さんが講演を行った。

藤田さんはスライドを活用しながら、「中村医師が初めてアフガニスタンで医療活動を行った頃は、日本との習慣の違いや電力不足など苦労が絶えなかった。そうした中、2000年に大干ばつの発生により深刻な水不足が起こり、清潔な水を確保するため井戸掘りを始めた」と語った。

また「2001年の9・11同時多発テロ以降、米国を中心とするアフガニスタンへの空爆が続く中、首都のカブールで緊急食糧配給を実施し、27万人分の小麦粉などを配給した」と報告しながら、「干ばつは今も続いている、中村先生の事業は全て継続し、希望は引き継ぐ」と訴えた。

講演後は、フリージャーナリストの西谷文和さんの特別報告などが行われ、つどいは終了した。