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京都本部が再建総会開催…自主・民主・統一運動の新たな拠点を創出
【2025年11月16日】
韓統連京都本部再建準備委員会は11月16日、京都市内で再建総会を開催した。李勝熙(イ・スンヒ)再建委員長が主催者あいさつ。「光復80年を迎えた今年は、韓国で内乱を画策した尹錫悦(ユン・ソンヨル)が市民による『光の革命』によって倒れ、李在明(イ・ジェミョン)政権が誕生した歴史的な年だ。韓統連はこれまでも軍事独裁政権と闘い、祖国統一に向けて活動してきた。今日の再建総会によって、京都本部がその輝かしい運動の隊列に加わる。全員の力で総会を成功させよう」と語った。
中央本部から宋世一(ソン・セイル)委員長が激励あいさつ。「再建に向けて多くの苦労があったと思うが、李再建委員長が京都の中で人間関係をつなぎながら運動を始めるために組織を立ち上げようと決意し、それを京都の多くの同志が応援してくれたことで、今日の総会が実現した。中心と指導部、そしてそれを応援してくれる方々の頼もしい力によって、京都本部の前途は洋々だ。今後京都本部が自主・民主・統一運動の先頭に立つことを期待する」と語った。
韓国問題研究所の康宗憲(カン・ジョンホン)代表が連帯あいさつ。「これだけの仲間が駆けつけてくれたのだから、総会の成功は間違いないだろう」「2025年はわたしたちが政治犯として拘束された11.22事件から50年になる。当時はわたしたちをみる国民の目も厳しかったが、民主化闘争が高揚するにつれ、わたしたちを同志と思ってくれるようになった。試練に耐えてきた韓統連が、後に受け入れられた過程と重なる。これからも闘いを継承しながら、共に闘っていこう」と語った。
総連京都本部の金賢一(キム・ヒョニル)国際部長が連帯あいさつ。「朝鮮半島を巡る情勢は現在厳しいが、わたしたちの思いは、かならず実現するだろうと考えている。これからも祖国と東アジアの平和に向けて共に頑張っていきたい」と語った。
議案審議では再建までの活動が報告され、運動方針として△韓統連の全国隊列の一員として京都本部の組織基盤を強化し、自主・民主・統一運動の地域展開に邁進する△京都本部の常任委員会を整備し、幹部隊列を強固にしていく△親睦会や学習会、レクリエーションなどを定期的に企画し、会員の拡大と団結を勝ち取っていく△青年運動への支援を最大限、模索していくとする4項目が提案され、全員の拍手で採択された。
新執行部には代表委員として李勝熙氏、顧問として姜聲徳(カン・ソンドク)氏が選出された。また常任委員として金秀充(キム・スチュン)、秦昌寛(チン・チャングァン)、張敦悸(チャン・トンゲ)が登用された。新執行部を代表して李代表委員があいさつ。「代表委員に選出されたが、わたしは韓統連の全国隊列の中では若い世代だ。今後運動を牽引していかなければならない。韓青時代に南北の離散家族の再会に接し、涙した。あのような悲しみを一つでもなくしていきたい。韓統連京都を再建するという大きな日を迎え、できることを一生懸命実践していきたい。京都本部が全国隊列を強化できるよう、運動に邁進していきたい」と語った。
総会後、近隣で祝賀会を開催。在日韓国文人協会の金里博(キム・リバク)会長が乾杯あいさつし、総会参加者は交流を深めながら、京都本部の一層の発展を祈願した。
※写真-京都本部の躍進を誓う参加者たち
李勝熙(イ・スンヒ)代表委員 就任あいさつ
韓統連京都本部の新代表に選出されました李勝熙(イ・スンヒ)です。今年54歳になりましたが、韓統連全国隊列の代表としては神奈川の文世賢(ムン・セヒョン)同志と同い年で一番若い方だと思います。しかしながら、青年運動を引退してから17年間、特に何もしてなかったので、韓統連京都を再建するお話しを金昌五(キム・チャンオ)副委員長からいただき、韓統連の会議に参加するようになってからは、情勢討論など、まわりの皆さんについていくのがとにかく大変でした。情勢報告を理解し、飲み込むのに時間がかかり、そういう頭のリハビリから韓統連京都の再建の一歩は始まりました。
激動する朝鮮半島情勢は、わたしが青年運動を志した1990年の頃から何度も、祖国統一の希望に沸き立ったり、戦争の危機に瀕したりしながらを繰り返し、今も相変わらず平和と危機の間を行ったり来たりしています。青年活動を卒業してからは、日常の生活の中では朝鮮半島情勢のニュースを聞いても、どこか他人事のように感じながら過ごしていました。韓青京都への支援はできるだけしてきたつもりでしたが、それ以外は特に何も無く、仕事と好きなことだけをやるだけの日々でした。
韓青時代はよく将来について語り合ったものでした。本当に毎日忙しくて活動のない日の方が珍しく、週に2度の会議、ウリマル授業、戸別訪問、学習会、文化発表の練習、街頭情宣、深夜のポスター貼り、そして飲み会。そんな毎日でしたが、自分の信じた道を進んでいるという確かな手応えと充実感があり、自分が自分らしく生きる、自分が年老いて死ぬ時に「俺の人生楽しかった」と笑って言えるような、そんな生き方をしている、という確信に満ちあふれてました。
今はもう、還暦に手が届くような年代になってきましたので、昔のような地獄のロードを走ることはできそうにないですが、以前から「韓統連京都があれば、韓青京都をもっと助けることができるんじゃないか」、そんな思いがくすぶっていました。17年という空白がありましたが、「勝熙さんがやるなら僕も手伝います」と言ってくれる同志がいます。こんなに心強いことはありません。
韓統連京都本部を再建・再整備するにあたって、まずは自分から変わっていく、そしてすぐ近くの同志達へその思いを伝えて伝播していく。更に多くの旧友・同志・そして後輩の青年達に、勇気とまだくすぶっている情熱と、ちょっぴりのカンパと酒を分け合って、京都本部の大きな力となるような、そんな場所をつくっていきたい。そしてそれが、韓統連全国隊列の強化と発展に寄与すると信じています。
本日ご来席いただいた全ての先生・先輩方、同志の皆さん。京都は本当にこれからです。つたないことやお叱りを受けることもあるかもしれません。頑張っていきますので、앞으로도 잘 부탁드립니다(よろしくお願いします)。



