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「韓国良心囚を支援する会全国会議」が全国運動出発集会を開催

【2022年05月31日】

「韓国良心囚を支援する会全国会議」が5月31日、都内で2022年全国運動出発集会を開催した。渡辺一夫代表の主催者挨拶後、日韓分析の北川広和編集人が「大統領選後の朝鮮半島情勢」と題して講演。北川氏は韓国大統領選挙の結果について「最大の関心事は経済問題であり、尹錫悦(ユン・ソンニョル)候補や保守メディアは、現在の厳しい経済状況を文在寅(ムン・ジェイン)政権の経済政策の失敗によるものだとして徹底的に叩いた。これにより尹候補に支持が傾いたと分析。また、尹政権については「徹底的な親米反北政権であり、韓米首脳会談において韓米合同軍事演習の拡大やインド太平洋経済枠組み(IPEF)への参加など、米国一辺倒の対外姿勢をあらわにした」とし、「今後朝鮮半島の危機は高まっていくだろう」と語った。「これまで日米韓が朝鮮とそれぞれ結んだ共同宣言、共同声明を順守・履行することが重要であり、日本においては今年20周年を迎える日朝ピョンヤン宣言を日本社会に浸透させ、履行に向けて努力していくことが課題となる」と強調した。

在日韓国人元良心囚であるの鄭勝淵(チョン・スンヨン)氏と日韓ネットなどから発言があり、最後に石井寛事務局長が今後の運動に関して、在日韓国人元良心囚の裁判状況を解説しながら、「今後、訪韓ができれば積極的に裁判闘争に参与していく」と語った。