最新情報

中央本部

都内で関東大震災虐殺に関する学習会を開催…安田菜津紀氏が講演

【2026年07月20日】

9.1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典実行委員会は7月20日、都内で関東大震災虐殺犠牲者追悼学習会を開催した。

日朝協会東京都連絡会の宮川泰彦代表が開会あいさつ。「関東大震災朝鮮人虐殺当時の宗主国の民が植民国の民を見下す状況に、現在は近づいている。なぜあのようなことが起きてしまったのか、二度と繰り返させないために何をすべきか、共に考えていきたい」と述べた。

フォトジャーナリストの安田菜津紀氏が「関東大震災 ジェノサイドと排外主義」と題し講演。関東大震災朝鮮人虐殺が「災害による混乱」や「群集心理」と矮(わい)小化されることについて、「朝鮮人による暴動がある」という前提の下で軍や警察など公権力が虐殺に加担した事実を指摘。2017年から一貫して追悼文を出さない小池都政下で朝鮮人虐殺を否定する集会が繰り返される現在の状況は、公権力が差別に加担しているという点で似通っていると強調した。

関東大震災朝鮮人虐殺と光州民衆抗争の関連について、光州では特別法の制定や治癒(ちゆ)センターを立ち上げた事例に言及し、「国家暴力によって傷を負った人々に対して国家が責任を負うのがあるべき姿ではないか」と語った。

また1932年に岩手県で起きた矢作事件など、関東大震災を前後して朝鮮人を標的にした虐殺事件が繰り返し起きたことに言及し、虐殺は群集心理によるものと矮小化できないと指摘。ナチスドイツ下のホロコーストや現在のガザ侵攻など、民間のヘイトスピーチの延長線上に権力による虐殺が起きるとし、「歴史を検証し、歴史の正しい側に立てるかがいま問われている」と締めくくった。

写真-講演する安田菜津紀氏