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都内で「済州島4・3抗争78周年追悼の集い」開催…虐殺の真相究明を要求
【2026年04月25日】
「済州(チェジュ)四・三事件を考える会・東京」は4月25日、都内で「済州島4・3抗争78周年追悼の集い」を開催した。
歌手・加藤登紀子さんよる追悼詩の朗読、犠牲者への黙祷後、韓国からの来賓あいさつ。済州4・3犠牲者遺族会の金昌範(キン・チャンボム)会長は「1948年の済州島で、決して起きてはならない惨劇が起きた。分断に反対し立ち上がった人々が国家によって無慈悲にも虐殺したが、遺族たちはその後、虐殺の事実について長年沈黙を強いられてきた」「4・3特別法が韓国で制定され真相究明が本格的に始まり、昨年には4・3がユネスコ世界記憶遺産に認定された。歴史の中で4・3が正しく位置づけられようとしている。米軍の介入をはじめとした真相の究明と責任の追求を、これから徹底して行っていく」と語った。済州4・3平和財団のイム・ムンチョル理事長があいさつし、オ・ヨンフン済州道知事のメッセージが代読された。
第1部では翻訳者の斎藤真理子氏が「痛みに満ちた記憶から再生の道へ ノーベル文学賞ハン・ガン氏の『別れを告げない』を翻訳し考えたこと」と題し講演。ハン・ガン氏のノーベル賞受賞について「当時はハン・ガン氏のまだ年齢が若く受賞するとは思わなかったので、受賞の知らせを聞いたときはとても驚いた。現在の世界が、ハン・ガン氏を必要としているということだろう」と強調。『別れを告げない』について「韓国の歴史には過酷な出来事が多いが、『別れを告げない』というタイトルには、ハン・ガン氏の『犠牲になった人たちを忘れず、共に生きていく』という意思を感じる」「朝鮮半島は現在も休戦状態であり、4・3は現在につながる課題だ。ハン・ガン氏の言葉で有名な『死者が生者を救う』というのは、そういう願いが込められているのではないか」と語った。 第2部では劇団石(トル)のきむ・きがん氏が一人芝居「流民哀歌 四月よ、遠い日よ」を披露。4・3の虐殺をくぐり抜け、猪飼野(現在の大阪市生野区)で生き抜く在日コリアンの生と悲哀を表現した。
※写真-あいさつする金昌範代表委員



