最新情報
韓統連が『野蛮な時代』出版記念会を開催…韓統連の名誉回復と国家保安法撤廃を要求
【2026年02月15日】
韓統連は2月15日、大阪市内で「~韓統連の名誉回復実現に向けて~『野蛮な時代』出版記念会」を開催した。韓国から講師として、『野蛮な時代』著者の金琮哲(キム・ジョンチョル)氏(元ハンギョレ新聞論説委員)と「韓統連の完全なる名誉回復と帰国保障のための汎国民委員会」の林鐘仁(イム・ジョンイン)執行委員長を招請した。
宋世一(ソン・セイル)委員長が主催者あいさつ。「林執行委員長は長年韓統連の問題解決にむけて取り組み、金氏は5年間にわたって韓統連について熱心に取材し本を執筆した。心から感謝したい」と述べ、「『野蛮な時代』というタイトルは、韓統連を弾圧してきた韓国保守政権のありようを端的に表している。『野蛮な時代』はまだ終わっていない。『光の革命』によって誕生した李在明(イ・ジェミョン)政権下で、完全な名誉回復と国家保安法の撤廃は至急の課題となっていくだろう。今日の記念会を契機に、その一歩を踏み出していきたい」と語った。中央地域日朝共闘の楠本雅章顧問と、在日韓国良心囚同友会の李哲(イ・チョル)会長が連帯あいさつした。
金氏が「今、なぜ韓統連の名誉回復なのか」と題し講演。「『野蛮な時代』の発刊によって、韓国市民の多くが韓統連の存在を知ることになった。今回の日本語版出版により、韓統連の皆さんや日本市民に本を届けることができたのは、とても意味深いことだ」とした上で、「現在、韓統連会員に対する旅券制限は大幅に緩和された。しかしこれは韓統連に対する差別問題の根本的な解決ではない」と指摘。「韓統連に対する国家保安法上の反国家団体規定をなくしてこそ、本当の解決といえる。裁判所や真実和解委員会などが法的かつ公式的に反国家団体規定を解除しなければならない。そうしてこそ、大統領も韓統連を正式に招請し、これまでの労苦を称え、差別と迫害について謝罪することもできるだろう」と強調。「韓統連が名誉を回復し、堂々と評価されるその日まで、みんなで力を合わせていこう」と語った。
林執行委員長は「韓統連名誉回復運動の現状と課題」と題し報告。「1992年に初めて韓統連の問題を知った。当時、韓統連は反国家団体だということで、他の弁護士たちは会うのを敬遠していたが、わたしは韓統連の人士との交流を重ねることで、韓統連が反国家団体であるはずがない、という確信を持ち、名誉回復運動を始めた」と語った。「金大中(キム・デジュン)大統領は保守勢力からの『親北』攻撃を警戒し、韓統連と接触しなかった。本来は初代議長であった金大統領こそ、韓統連の名誉回復を果たさねばならなかっただろう。その後、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時に正式旅券発給など大きく進展したが、続く保守政権によって運動は停滞してしまった。個人的には、その後の文在寅(ムン・ジェイン)政権こそ責任が大きかったと思う。民主政権であるにもかかわらず韓統連の問題についてなにもしなかった」「良心囚の問題は当時の大統領が動くことによって、再審への流れができた。政治家が決断しなければならない」と強調し、李在明大統領に対して韓統連に対する謝罪と、名誉回復の実現を要求した。また具体的な課題として△韓統連会員に対する無条件かつ正式な旅券発給△郭東儀(カク・トンイ)元議長に対する報勲慰労金の復活△政府の公式謝罪△被害者に対する国家賠償を提示した。質疑応答後、両氏に韓統連から感謝の花束を贈呈した。
趙基峰(チョ・キボン)副委員長が閉会あいさつ。「韓統連を代表して金氏、林氏に心から感謝したい。本を読みながらこれまでの日々を思い返してきたが、最も印象に残っているのが金大中氏救出運動だ。日本の方々の応援もあって金氏の死刑を阻止することができた。韓統連の力によって阻止したといえるだろう。しかし、わたしたちの名誉回復はまだなし得ていない。数多くの愛国人士の命を奪い、祖国統一を阻んできた国家保安法を撤廃することが、名誉回復と祖国統一への道だ。改めて、韓統連が国家保安法撤廃運動の先頭に立つことを決意したい」と語った。
※写真-講演する金琮哲氏



