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汚染水強行放出2周年 抗議スタンディング行動

【2025年08月24日】

東京電力(東電)・福島第1原発事故による放射能汚染水の海洋放出から2年を迎え、「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」の呼びかけによる「汚染水強行放出2周年 抗議スタンディング行動」が8月24日、首相官邸、東電本店前に続き新宿駅南口で実施された。この間、海洋放出は12回にもおよび93947㎥ものトリチウムなどの放射能を含んだ汚染水が放出された。 同実行委の井上年弘さんが「原子力学会は廃炉には100年かかるとしており、汚染水放出は長期間続くことになる。福島の海、日本の海は放射能の捨て場ではない。これ以上、海を汚してはならない」と主催者あいさつ。韓日首脳会談(23日)に合わせ来日した韓国の環境運動団体のメンバーは横幕を掲げながら、「原発をなくすことが平和を実現すること」だと主張し、汚染水放出中止を求めた。韓統連の宋世一(ソン・セイル)委員長は「李在明(イ・ジェミョン)大統領は、日本政府に対して『過去のつらい歴史を直視し、両国の信頼が損なわれないよう努力してくれると期待する』と呼びかけている」と紹介した上で、現在、進行中の汚染水放出の件も日本政府と東電が主体的に放出中止を決断することを望んでいるはずで、そうすべきだと指摘した。参加者は「汚染水を流すな」「海を汚すな」とコールを交えながらアピールした。

※写真-プラカードを掲げ汚染水放流に反対する参加者