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ニュージーランドで「私はチョソンサラムです」上映会・討論会を開催
【2021年10月10日】
10月10日ニュージーランドで、映画「私はチョソンサラムです」の上映会と討論会がオンラインで開催された。主催は在ニュージーランド同胞団体である「より良い世界 ニュージーランド韓人会」と「韓半島平和のためのニュージーランド連帯」。
ドイツ、オーストラリア、米国、インドネシア、タイ、日本など世界各国の同胞が参加する中、映画を上映。その後の討論会では韓人会会長であるカク・サンヨル氏の進行の下、金哲民監督、韓統連大阪本部の金昌五副代表委員、ニュージーランド国会議員のメリッサ・リー氏、韓国国会議員の尹美香氏が参加した。
討論会では、在日同胞や祖国統一についてそれぞれの立場から発言。金監督は「在日同胞と出会い、分断の痛み、統一への願いを切実に感じた。差別を受けながらも民族性を守るため闘ってきた在日同胞のたくましい姿を知ってほしかった」と映画製作の経緯を語り、リー氏は「映画を通じて在日同胞についてよく理解できた。差別の実態を知りとても胸が痛い」「祖国が統一してこそ、在日は真の解放を迎えることができるという発言が印象に残った」と語った。
在日同胞の現状について、尹議員は日本軍「慰安婦」運動の中で朝鮮学校支援を行っていることに触れ、「わたしが国会議員になってから特に日本の右翼や政府、韓国の保守勢力から激しい弾圧を受けたが、それでも屈せずに支援を継続している」とし、「在日同胞は祖国統一に対する意識がとても強く、南と海外同胞をつなぐ役割を果たしてきた」と語った。
また、金副代表委員は祖国統一への課題と、今後の展望について言及。「米国、日本、韓国の反統一勢力が最大の障害であり、それらを除去していくことが第一の課題。また、わたしたちの主体力量の課題もある。同胞間の心の分断を乗り越え、一つになれば必ず統一できる。悲観主義を抜け出し、わたしたちはかならず勝利するという確信をもってともに進もう」と語った。
最後に金監督から、同映画が12月9日から韓国の50ケ所で劇場公開されることが紹介され、封切り日には出演した在日同胞数名を招請する予定。「映画を通じて韓国社会でも在日同胞や統一についての問題意識を広げていきたい」と決意を語った。