最新情報
都内で尾澤孝司氏への不当判決に抗議し集会開催…今後の日韓民衆連帯強化を確認
【2025年03月28日】

「韓国サンケン労組を支援する会」(支援する会)と「尾澤孝司裁判を支援する会・埼玉」は3月28日、都内で「最高裁の上告棄却弾劾! 未来へ! サンケン弾圧・尾澤裁判3.28報告集会」を開催。両会は本集会をもって解散した。
支援する会の渡邉洋共同代表(全労協議長)が主催者あいさつ。この間の闘争を慰労するとともに、引き続き日韓の労働者連帯を強化していく決意を語った。
これまでの闘争を映像で振り返った後、支援する会の大畑龍次氏が運動を総括。「尾澤氏の裁判は、日韓の連帯運動に対する明確な政治弾圧だったが、わたしたちは団結した力で立派に跳ね返した」と評価した。
尾澤氏からあいさつ。これまでの支援に感謝の意を述べ「弾圧と闘ってきた過程で日韓の民衆連帯は大きく成長した。これからも日系企業の横暴に苦しめられる韓国の労働者に連帯し、闘っていきたい」と語った。
弁護団からの報告後、韓国側から報告。韓国民主労総のキム・ウニョン慶南地域本部長が韓国情勢について「昨年12月の尹錫悦(ユン・ソンニョル)による戒厳令は、野党と市民の闘いによって挫折した」とし、「退陣運動では民主労総が先頭に立って民衆をけん引してきた。現在、民主労総に対する支持は急速に高まっている」と強調。「内乱勢力による抵抗が依然続いている。内乱勢力は建国以来80年、韓国を蝕んできたガンのような存在だ。いまこそ全力をあげて打倒し、韓国の社会大改革を推進していかなければならない」と語った。「裁判は終わったが、わたしたちが築いた連帯は未来への大きな財産だ。引き続き共に闘っていこう」と訴えた。
関係団体の連帯アピール後、「韓国オプティカル労組を支援する会」から特別アピール。同労組への支援を要請した。
支援する会の鳥井一平事務局長(中小労組政策ネットワーク事務局長)が閉会あいさつ。今後のさらなる闘争を誓い、参加者全員で団結ガンバローを唱和した。
翌29日にはキム本部長との交流会を開催。朝鮮半島情勢や今後の運動展開について論議した。
※写真-感謝のあいさつをする尾澤氏