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尾澤孝司氏裁判、最高裁が棄却…不当判決に抗議

【2025年02月04日】

「韓国サンケン労組を支援する会」「尾澤孝司裁判を支援する会」「尾澤孝司さんを支える会」は2月4日、最高裁正門前で「サンケン弾圧-尾澤裁判 最高裁上告棄却大抗議行動」を展開した。最高裁は昨年12月24日、尾澤孝司氏の上告を棄却している。

 尾澤氏がアピール。「最高裁はたった3週間でわたしたちの訴えを棄却した。いったい何を検討したというのか。控訴審では被告抜きで判決が出されており、全く不当だ。裁判所の行為は憲法に違反している」と怒りをあらわにした。

これまで裁判を支えてきた団体が次々と怒りの声をあげる中、韓国から日本に遠征闘争中の韓国オプティカル労組のチェ・ヒョンファン支会長がアピール。「尾澤氏はわたしたちの闘いにも連帯しているが、親会社である日東電工はサンケン電気同様、尾澤夫妻を弾圧してきている。決して許すことはできない」「わたしたちの闘いの勝利によって、弾圧をなくしていきたい」と強調した。

韓統連の李俊一(イ・チュニル)事務長がアピール。「今回の不当判決の背景には、韓日の労働運動を敵視する企業や政府の思惑がある。政府や企業に忖度する裁判所に、法の番人たる資格はない」と糾弾。「韓国では尹錫悦(ユン・ソンニョル)を罷免、処罰するために民衆が常に司法を監視している。今日を出発として裁判所の問題を拡散させ、歪んだ司法を正していこう」と語った。

尾澤邦子氏が閉会あいさつ。「裁判所は公平・公正ではなく、不公平・不公正なところであると実感した。裁判所に正義はない!」と強調。不当判決に抗議した。

※写真-アピールする李俊一事務長