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関東大震災朝鮮人虐殺101周年追悼行事を都内で開催…真相究明と謝罪を要求

【2024年09月01日】

関東大震災における朝鮮人虐殺101年を迎え、都内で各団体が追悼行事を開催し、韓統連・韓青も参加した。

日朝協会などの市民団体で構成された「9.1関東大震災朝鮮人虐殺犠牲者追悼式実行委員会」は9月1日、横網町公園で「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」を開催。台風の影響により実行委員会のみ現地で追悼式を行い、一般参加者はオンライン参加となった。

日朝協会の宮川康彦会長が実行委員会を代表しあいさつ。「東京都の小池都知事は就任2年目から追悼文を送ってこなくなったが、追悼碑の建立や碑文の作成には東京都も関わっており、歴代の東京都知事が追悼文を送るのは当然のことだ」と指摘。「過去の恥ずかしい歴史から逃げ回るのではなく、真摯に向き合うべきだ」と強調した。韓国伝統舞踏家の金順子(キム・スンジャ)さんによる鎮魂の舞の後、遺族代表が追悼碑に献花。犠牲者を悼んだ。

8月30日には「関東大震災朝鮮人虐殺の犠牲者追悼と責任追及の行動実行委員会」が「関東大震災101年 朝鮮人虐殺責任を求める集会」を開催。朝鮮人犠牲者遺族の曺光煥(チョ・グァンファン)さんが発言。虐殺の歴史を語り、日本政府の責任を追求した。法政大学の慎蒼宇(シン・チャンウ)教授が虐殺の歴史的背景について講演。「関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会」の山本すみ子共同代表が横浜における虐殺について報告した。

8月31日には「関東大震災朝鮮人・中国人虐殺100年犠牲者追悼大会実行委員会」が「関東大震災朝鮮人・中国人虐殺101年犠牲者追悼大会」を開催。犠牲者遺族の発言後、明治大学の山田朗明教授、ジャーナリストの有田芳生氏、「関東大震災朝鮮人虐殺の国家責任を問う会」の田中正敬事務局長が講演。「群馬の森追悼碑を守る会」の川口正明共同代表とサンフランシスコ「慰安婦」正義連盟の金美穂さんが活動報告した。

※写真ー追悼碑に献花する犠牲者遺族たち