最新情報

中央本部

都内で「済州島4・3抗争76周年追悼 講演とコンサートの集い」開催

【2024年04月20日】

「済州島四・三事件を考える会・東京」は4月20日、都内で「済州島4・3抗争76周年追悼 講演とコンサートの集い」を開催した。

「考える会」の曺東鉉(チョ・ドンヒョン)会長が主催者あいさつ。「4・3事件に対する新しい特別法ができ、国家賠償が進行しており、米国務省がはじめて答申を出した。新しい局面に入ったと感じる」と語った。韓国からは済州道庁や済州4・3平和財団、済州4・3犠牲者遺族会など24人が参加した。

第1部では詩人の金時鐘(キム・シジョン)氏が、立命館大学の文京洙(ムン・ギョンス)名誉教授と対談。

金氏は4・3抗争当時について「済州道民は祖国の分断に対して竹やりなど、手作りの粗末な武器で立ち上がったが、警察や討伐隊は想像を絶するような過酷な虐殺を行った。討伐隊の責任者は当時『済州島をすべて燃やし尽くす』と豪語していたが、本当にやりかねないような勢いだった」と当時の過酷な状況を振り返り、「討伐隊には旧日本軍の出身者を多数配属させており、祖国の分断と日本の植民地支配とのつながりを想起せざるを得ない」と語った。また、現在の心境として「共に闘い亡くなった仲間たちの思いを語り継ぐためにここまで生きてきた」と語り、祖国の真の解放と統一に向けての願いを熱弁した。対談後、自身の詩作「4月よ、遠い日よ」を朗読し、当時を偲んだ。

第二部では済州島出身のオペラ歌手、姜恵明(カン・ヘミョン)さん、金信圭(キム・シンギュ)さんらがオペラ「スニおばさん」から「北村、この世とあの世の間」など数曲を熱唱。会場が感動に包まれた。

※写真-4・3抗争への思いを語る金時鐘氏(左)