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都内で3.1独立運動105周年記念集会開催…キム・ヨンファン氏が報告

【2024年02月25日】

2月25日、都内で「戦争反対!日米韓軍事同盟化を許さない!植民地主義を精算し平和な東アジアを!3.1朝鮮独立運動 105周年2.25東京集会」が開催された。主催は「3.1朝鮮独立運動」日本ネットワーク。

映像上映と主催者あいさつ後、同志社大学の板垣竜太教授が「いまこそ植民地支配責任を問う」と題し講演。3・1朝鮮独立運動を振り返ったうえで、「戦後日本の中で植民地支配責任が欠落したことにより、レイシズムと植民地支配肯定論が繋がり、現在の『嫌韓』につながった」と指摘。△人種差別基本条約の国内法制定△日朝国交正常化の実現を歴史問題解決に向けての課題としてあげた。

韓国から訪日した民族問題研究所の金英丸(キム・ヨンファン)対外協力室長が「日米軍事同盟化の現状と韓国民衆の闘い」と題し報告。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権について「文在寅(ムン・ジェイン)政権の成果を全て否定し、韓米日軍事協力など危険な動きを継続している」と指摘。歴史問題については「強制動員被害者(元徴用工)に対する大法院(最高裁)判決を韓国政府が第三者弁済案によって否定した。これに対して被害者遺族はいまでも抗議し、闘っている」と強調。「過去清算を勝ち取らないと平和は来ない。これからも一緒に闘っていこう」と語った。

実行委員会から集会宣言の朗読。△朝鮮戦争の終結と平和協定締結△歴史を直視し、大軍拡に反対などが呼びかけられ、会場の拍手で採択された。

3月1日には新宿駅南口で「3.1キャンドル行動」を開催。関東大震災朝鮮人中国人虐殺、日本軍「慰安婦」、元徴用工裁判、沖縄基地、韓米日軍事同盟化などをテーマに各団体がアピールした。

※写真-報告するキム・ヨンファン対外協力室長