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東京民主実践連帯が歴史フィールドワーク開催…千葉「名も無き女の碑」など訪問

【2024年02月10日】

東京民主実践連帯は2月10日、千葉県鴨川市内で歴史フィールドワークを開催した。今回訪問したのは鴨川市の慈恩寺に建てられた元日本軍「慰安婦」の慰霊碑「名も無き女の碑」と、同市の長興院にある済州島出身者の墓碑。

「名も無き女の碑」は1973年に建立。元日本軍の衛生兵だった苅込善一氏と井谷忠衛氏が太平洋戦争中にパラオのアンガウル島で出会った元日本軍「慰安婦」被害者を悼み、戦後慰霊碑を立てようと奔走。当時は住民の反対にあい難航していたが、苅込氏の地元の慈恩寺でようやく建立することができた。刈込氏はその後、遺骨収集のためにアンガウル島を訪問し、現地に慰霊碑を建てている。「日本のメディアが伝えない週刊韓国ニュース」の金床憲(キム・サンホン)氏によると、「日本各地に元日本軍『慰安婦』を慰霊する碑はいくつかあるが、日本人『慰安婦』を弔っている碑は貴重であり、今後より多くの人に知ってほしい」と語った。

長興院では済州島出身者の墓碑を訪問。墓碑に朝鮮半島の出身地が記載されており、参加者は当時の同胞の暮らしに思いを馳せた。

韓統連の李俊一(イ・チュニル)事務長はフィールドワークを振り返り「千葉・鴨川の歴史はこれまであまり知られておらず、今回は貴重な機会となった。今後もこのような取り組みを積極的に行っていきたい」と語った。

※写真-「名も無き女の碑」を訪れた参加者