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李元栄元教授が汚染水海洋投棄に抗議し日本全国を行進…反対の声を高める

【2023年09月11日】

原発処理水の海洋放出(海洋投棄)に反対し、韓国・水原大元教授の李元栄(イ・ウォニョン)氏が、6月18日にソウルを出発して釜山(プサン)まで約500キロ徒歩行進した後に船で山口県下関に渡り、東京の国会議事堂までの約1100キロを徒歩行進した。

李元栄氏の呼びかけに応え、汚染水放出に反対する日本各地の脱原発や平和運動の市民グループがネットワークをつくり、李氏をサポートし徒歩行進に同行した。8月11日の徒歩行進(兵庫・尼崎市~大阪市~吹田市)に韓統連兵庫本部の崔孝行(チェ・ヒョヘン)代表委員が参加し、気温37度の猛暑の中行進を貫徹した。

8月22日、名古屋市内での行進後の集会には愛知本部の趙基峰(チョ・キボン)代表委員が参加。汚染水投棄に対して「韓国や中国では不安から反対の声が大きいのに、放出に踏み切ったことにアジア軽視を感じる」と批判した。

行進団は9月11日、東京に到着し新橋駅前で集会を開催。東京電力、経産省を経て、国会議事堂まで抗議行進を行った。東京電力と国会議長に対して海洋投棄中止を求める要望書を提出した。李氏は汚染水海洋放流について「いくら希釈しても放射能の絶対量はそのままだ。日本政府は多くの生命を故意に破壊するのを止めねばならない。これは地球全体に関わる問題だ」と語り海洋投棄中止を強く訴えた。行進には韓統連、韓青、東京民主実践連帯のメンバーが参加した。

※写真―新橋駅前で抗議する行進団