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都内で「汚染水を海に流すな! 5.16東京集会」を開催…韓国市民団体も連帯
【2023年05月16日】
韓国でも福島汚染水放流反対の声が高まる中、「これ以上海を汚すな! 市民会議」と「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」が5月16日、都内で「汚染水を海に流すな! 5.16東京集会」を開催した。当日は午前中から東京電力本店要請行動、「汚染水を海に流すな! 国会前集会」、政府・国会への要請行動、院内集会と一日かけての集中行動となった。
さようなら原発1000万人アクション実行委員会の鎌田慧氏が主催者あいさつ。「岸田内閣は汚染水を処理水とごまかしてばらまこうとしている。わたしたちはそれをただ見ている訳にはいかない。力をあわせて、汚染水放流に反対していこう」と語った。
これ以上海を汚すな! 市民会議の織田千代氏が基調報告。①議会や関係部署の合意のない汚染水放流を行わない②汚染水に関わる全情報を公開し、原子力規制委員会の審査を受ける③陸上保管やトリチウムの除去技術開発等、汚染水に対する抜本的対策を確立すること④全国で公聴会を開催し、汚染水について国民的議論を行うこと、を要求する要請書を政府、国会、東京電力に提出したと報告した。
福島から報告。①汚染水に反対する葉書を福島県などに送付②国内外から抗議メッセージを集約した4・13グローバルアクション③オンライン学習会の開催が報告された。首都圏からは、地域での抗議行動を報告した。国会議員からは社民党の福島瑞穂参議院議員、立憲民主党の川田龍平参議院議員があいさつ。韓国からは韓国YWCA,緑色連合、市民放射能監視センター(環境運動連合)のメンバーが参加した。
主催者から行動提起。各自治体への請願や、6月20日の福島県議会開始日に福島県知事などへの要請とスタンディングへの参加などが訴えられた。集会後、東京電力前までデモ行進した。
※写真-韓国から参加した市民運動のメンバー