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日韓プラットフォームがセミナーを開催…関東大震災での朝鮮人虐殺に対する真相究明を要求

【2023年04月28日】

「日韓和解と平和プラットフォーム」は4月28日、オンラインセミナー「関東大震災虐殺100年を覚えて」を開催した。

社団法人「ほうせんか」の西崎雅夫理事が、関東大震災における朝鮮人虐殺について、当事者の証言をまじえて報告。朝鮮人虐殺について△朝鮮人虐殺の原因である「朝鮮人が井戸に毒を放った」「朝鮮人が民家に火をつけた」などというデマは、震災直後に日本の公的機関やメディア、憲兵が意図的に流布したものである△虐殺直後も警察、憲兵が遺体を損壊、遺棄するなど証拠を隠滅し、虐殺の事実を認定しなかった△現在では東京都知事が追悼祭のメッセージを拒否したり、ヘイトスピーチが横行したりと、謝罪どころか歴史歪曲の動きが加速していると、日本政府を厳しく批判。真相究明と謝罪を要求した。

また、「ほうせんか」の活動として追悼碑の建設や追悼行事の開催、証言の聞き取りを継続的に行っていることを紹介。「日本政府によって虐殺の証拠がほとんど隠滅されてしまった以上、当事者からの証言はとても重要だ。私は当事者から証言を聞き取ることができた最後の世代として、今後も証言を語り継ぎ、後世に残していきたい」とし、今年100年を迎える記念事業に関しては「たくさんの方に参加していただき、真相究明と謝罪を勝ち取る契機としていきたい」と語った。

次回セミナーは5月22日に「停戦協定70年」をテーマに開催予定。

※写真-報告する西崎理事