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尾澤孝司氏公判報告集会開催…キム・ウニョン副委員長が証言

【2023年04月26日】

「韓国サンケン労組を支援する会」は4月26日、さいたま市の埼玉会館で「尾澤孝司さん公判報告集会」を開催した。

「韓国サンケン労組を支援する会」の渡邉洋共同代表(全労協議長)が主催者あいさつ。「日本、韓国において労働組合に対する弾圧が続いている。尾沢さんの裁判闘争は、不当な労組弾圧に対する闘いでもある。本日の公判の成果を共有し、今後の闘いに臨んでいきたい」と語った。

支援する会が公判について報告。「民主労総のキム・ウニョン副委員長の堂々たる証言によって、尾澤さんの事件が単純な暴力事件ではなく、韓国の労働委員会の意をうけた申し入れに対する不当な弾圧事件であったことが明らかになった」と評価した。

キム副委員長があいさつ。「私たちは闘争を通じて一つとなった。サンケン闘争はまだ終結していない。尾澤さんの裁判が終わってこそ、はじめて決着となる」とし、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権について「労働者弾圧は度を越しており、韓米日戦争同盟を完成させ、アメリカの覇権主義、日本の軍国主義を強化する行為を行っている」とし、「民主労総に対する弾圧も厳しいが、弾圧には抗争で立ち向かう。韓日の民衆が平和に暮らせるように連帯しよう」と強調した。

韓国ワイパー労組のチェ・ユンミ氏が報告。闘争の結果、労使交渉を勝ち取ったことを紹介しながら、今後の目標として①解雇の責任をデンソー、デンソーコリアに取らせる②韓国ワイパー労組を維持していく、と語った。

尾澤氏が決意表明。「今日のキム・ウニョンさんの証言は、サンケン闘争の正当性を立証し、逮捕が不当だったということを明らかにした。さいたま地裁は相変わらずひどい傍聴制限を続けているが、反対署名に511名の方が署名してくれた。最後まで勝利に向けて闘っていきたい」と語った。

渡部代表共同代表(韓国良心囚を支援する会全国会議代表)が閉会あいさつ。尾澤氏無罪にむけてのさらなる支援を訴えた。

※写真-報告するキム・ウニョン副委員長