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米国大使館前で韓米合同軍事演習に抗議…韓青委員長が力強くアピール

【2023年03月08日】

3月13日より開始される韓米合同軍事演習に反対し、米大使館前で抗議行動が8日に行われ、韓統連・韓青も参加した。主催は「資本主義を超える新しい時代を拓く反戦実行委員会」。韓国から民主労総のキム・ウニョン副委員長(自主統一委員長)がオンラインで連帯あいさつ。キム副委員長は最近尹錫悦政権が発表した「徴用工」問題にたいする解決案に対して「被害者の要求とは真逆の解決案であり、日本の政府、企業に免罪符を与えた」と批判。韓米合同軍事演習については「これまでにない最大規模の兵器が動員される、核戦略資産を動員した演習であり、朝鮮半島で一触即発の戦争危機が発生する可能性がある」と強調。「尹錫悦政権は平和を求める民主労総を弾圧し、叩き潰そうとしているが、私たちは断固として闘っていく。正義を求める闘いにぜひ連帯してほしい」と呼びかけた。

韓青中央本部の韓成祐(ハン・ソンウ)委員長がアピール。韓委員長は「南北双方が軍事行動を実施している現在の状況は2010年の延坪島砲撃事件の時に近く、大きな軍事衝突へと発展する可能性がある。韓米当局は合同軍事演習を中止し、対話によって朝鮮半島の平和安定を作り出さなければならない」と語り、韓米合同軍事演習の中止、韓米日軍事協力の中止、アメリカの朝鮮半島からの完全撤退を要求した。

主催者を代表し尾澤孝司氏がまとめのあいさつ。「韓米合同軍事演習と言っているが、事実上は日米韓の軍事演習だ。日本が米軍の支援にとどまらず、攻撃の先頭に立つという意思を表明している。朝鮮半島に戦争を起こさせないという声を、より大きくしなくてはならない」と語り、参加者全体で合同軍事演習中止をもとめるシュプレヒコールを行った。

本集会に韓統連から宋世一(ソン・セイル)委員長、李俊一(イ・チュニル)総務部長、文世賢(ムン・セヒョン)神奈川本部代表委員、金承民(キム・スンミン)神奈川本部事務局長、韓青から韓委員長が参加した。

※写真-アピールする韓成祐委員長