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尾澤孝司氏に対する弾圧事件裁判の初公判…さいたま地裁に公正な裁判を要求
【2022年11月09日】
韓国サンケン労組への支援運動中に発生した尾澤孝司氏に対する弾圧事件裁判の初公判が11月9日、さいたま地裁で開かれた。
開廷前、「尾澤孝司さんを支える会」と「韓国サンケン労組を支援する会」が裁判所に対して「公正な『無罪判決』を求める署名」を提出するとともに、公判を大法廷で行うことや、予断と偏見をやめ公平な裁判を行うことなどを申し入れたが、裁判長は「このまま行う」と返答。狭い傍聴席を5人の廷吏が威圧的に監視する中での公判となった。
当日の映像を見ながらの証拠調べでは、映像を傍聴者へ公開しないまま進行。傍聴者が抗議の声をあげると、裁判長は「裁判官に何を言っているか」と恫喝した。尾澤氏は冒頭陳述で逮捕・起訴の不当性を訴え、韓国サンケン労組の争議の意義を主張し、公正な裁判を重ねて要求した。
公判には韓国から韓国サンケン労組のオ・ヘジン元支会長が参加。オ元支会長は報告集会で「真実は沈まない、嘘は真に勝てないという言葉が韓国で広まりました。真実が何なのか、日本政府と資本が結託してつくり上げた嘘が何なのかということが、皆さんと尾澤さんの闘いによって明らかになると思います。私たちも勝利の日まで闘います」と語った。
第2回公判は11月11日、第3回は11月22日、第4回は11月30日に開廷する。
写真-公判に先立って開かれた集会で決意を語る尾澤氏(左から二人目)