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光州精神を継承し民族自主を争取しよう!光州民衆抗争42周年記念在日韓国人全国集会を開催  

【2022年05月22日】

在日韓国民主統一連合(韓統連)は5月22日、名古屋市内で「光州精神を継承し民族自主を争取しよう!光州民衆抗争42周年記念在日韓国人全国集会」を開催した。

集会は金昌五(キム・チャンオ)事務長の司会で進行され、民衆儀礼、資料映像上映に続いて趙基峰(チョ・キボン)副委員長が主催者あいさつ。趙副委員長は「光州の精神は民主化を求める人々の思いであり、6月民主抗争、キャンドル革命に継承されていった。韓国では祖国統一に逆行する政権が誕生した。尹錫悦新政権は米国の言いなりであり、南北関係は停滞するおそれがある。だが、歴史は必ず不正常なものを正常に変えていく。いまこそ光州の闘いを継承し、自主・民主・統一への道を邁進していこう」と語った。

宋世一(ソン・セイル)委員長が現在の朝鮮半島情勢について講演。米国の対外政策について、「自らの覇権を阻むものを『敵対勢力』とし、同盟国・パートナー国との関係を強化することで圧力をかける「新冷戦」戦略を進めようとしている」と指摘。尹政権については「徹底的な米国追従であり、韓米同盟はグローバルな包括的戦略同盟へと強化されようとしている」とし、南北関係についても「これまでの南北合意を無視し、一方的な非核化を要求している。朝鮮がこのような要求に応じることはありえず、より南北関係は停滞するだろう」と批判。今後の課題として、民族自主勢力の総結集により、尹政権の対米従属と朝鮮との対決政策をやめさせ、南北合意を実践させることをあげた。また、国会状況を反映させて、南北関係と国内の民主化を促進する法制化を提示した。

各地方本部から意見表明が行われた。神奈川本部の金承民(キム・スンミン)事務局長は「青年時代に光州の闘いを学び、民族の一員として誇らしい思いを持つことができた。今後は地域で民族自主力量を結集させ、日本による歴史歪曲策動を破綻させ、朝鮮半島の平和と統一を求めていきたい」と語った。三重本部の丁勝明(チョン・スンミョン)事務局長は「光州42周年を迎え、民族の自主を奪っているのが誰なのか、いま一度胸に刻まなければならない。尹政権は米国従属の道を歩み始めた。民主化と統一への歩みは停滞し、朝鮮との対決姿勢をあらわにしている。わが民族の未来を託すに値しない政権だ。光州精神を継承し、米国の支配と干渉をはねのけ、自主・民主・統一を達成しよう」と強調した。

韓青・学生協は光州の闘いへの思いを集めながら「光州出征歌」を力強く斉唱。韓青中央本部の韓成祐(ハン・ソンウ)委員長は「わたしたち青年学生は尹政権が悪辣な妨害をしてきても堂々と闘い続ける。光州精神を継承し、より多くの在日同胞青年と手を取り合って自主・民主・統一を進めていく」と決意を語った。

決議文を金源道(キム・ウォンド)副事務長が朗読。△光州精神を継承し民族自主を争取する△尹錫悦政権の対米従属を糾弾する△南北合意の実践を要求する△自主・民主・統一の旗のもと組織と運動を前進させるの4項目を決議した。

金事務長が閉会あいさつ。「検察権力を背景にした尹政権は、今後必ずキャンドル市民と対決することになるだろう。わたしたちの闘争は今日の集会を契機にスタートする。自主的民主政府の樹立に向けてともに闘っていこう」と語った。

決議文はこちらをクリックしてください