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韓統連が光州民衆抗争45周年全国集会を開催…内乱勢力清算、社会大改革推進を決意
【2025年05月18日】

在日韓国民主統一連合(韓統連)が5月18日、名古屋市内で「内乱勢力清算! 社会大改革推進! 光州民衆抗争45周年記念在日韓国人全国集会」を開催した。
韓統連の宋世一(ソン・セイル)委員長が主催者あいさつ。「韓統連は2年前の光州集会から尹錫悦(ユン・ソンニョル)退陣を訴えた。2年の苦闘の末、尹錫悦を罷免し、6月3日には大統領選を控えている」「韓国では、内乱がいまだに継続している。次期政権の最初の課題は、内乱勢力を徹底して清算することだ。そのためには、圧倒的な政権交代を実現しなければならない。広場、野党の一体となった民主連合政権を誕生させ、光の革命を完遂しよう」と語り、在外同胞として積極的に投票するよう促した。
金昌五(キム・チャンオ)副委員長が「光復80年 尹錫悦内乱事件の真相と朝鮮半島情勢の展望」と題し講演。尹錫悦内乱事件について「尹錫悦は戒厳令によって敵対する議員を逮捕し、自らの意のままにできる立法機関をつくろうとしたが、市民の命がけの抵抗と野党の迅速な対応、軍警の一部による命令不服従によって阻止された。尹錫悦弾劾決議から罷免に至るまでに数々の困難があったが、広場の市民による粘り強い闘いによって打倒することができた。次期政権は、必ず広場の市民たちの要求に応えなければならない」と語った。また「韓日条約は米国の圧力によって締結に迫られ、朴正煕(パク・チョンヒ)政権が経済協力の見返りに過去清算を棚上げにした条約であり、これではとても問題が解決したとは言えない。光復80年の節目の年を迎え、私たちはより強く日本に対して植民地支配に対する謝罪と賠償を求めていかなければならない」と訴えた。今後の課題として△過去清算による韓日・朝日関係の正常化△韓米・韓米日戦争演習の中止△内乱勢力の一掃△自主的民主政府樹立による南北関係の改善を掲げた。
地方本部、会員団体から意見表明。韓青中央本部の韓成祐(ハン・ソンウ)委員長は「尹錫悦は罷免されたが、内乱はまだ続いている。今回の大統領選は単なる政権選択選挙ではなく、韓国が米国と決別し、民族自主の観点で南北関係を推進する、真の民主共和国に生まれ変わるための闘いだ」「韓国ではわたしたちと同年代の青年たちが光州精神を継承し、『光の革命』の原動力となった。わたしたちも在日同胞青年として、韓国の地に真の自主を勝ち取るための闘いに全力を投じていく」と語った。
韓統連愛知の金源道(キム・ウォンド)事務局長は「今回の尹錫悦罷免は、光州の闘いを継承した韓国市民の闘いがもたらしたものだ。この間セウォル号惨事、梨泰院惨事という巨大惨事を経験し、今回の戒厳令があった。韓国の若者たちは、この社会が自分たちを守ってくれないといった恐怖の中で生きているのではないかと思い、とても申し訳なく思う」「今回の大統領選挙を機に、新しい局面をつくっていかなくてはならない。圧倒的な勝利によって内乱勢力を徹底的に清算しよう」と強調した。
趙基峰(チョ・キボン)副委員長が決議文を朗読。△5・18光州精神を継承しよう△圧倒的政権交代により内乱勢力清算と社会大改革を実現しよう△「光の革命」を完遂し、新しい大韓民国を誕生させようの3項目を決議した。
金隆司(キム・ユンサ)副委員長が閉会あいさつ。「光州虐殺の主犯の全斗煥(チョン・ドゥファン)は光州から15年後に法廷に立ち、獄中生活を送ったものの半年で釈放された。彼は生涯一度も光州のことを謝罪していない。尹錫悦は徹底的に処罰されなければならない。光州精神とは勝利への確信だ。光州から45年たち、私たちは勝利した。これからも勝利への確信を持って、ともに闘っていこう」と語った。
・写真-全体でスローガンを唱和
※光州集会の記事が韓国のインターネットメディア「自主時報」に掲載されました。