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決議文

光復77周年 8・15自主平和統一大会 決議文

戦争の渦に全世界が影響を受ける中、朝鮮半島と東アジアもまた先鋭な軍事的対決状態が引き続いている。南北対話と朝米協議はすべて中断され、新政府は開始から北を「敵」と規定し、韓米合同軍事演習を拡大するなど強硬対決政策に没頭している。

現在の21世紀の前、世界を覆った帝国主義の侵略政策にきちんと対応できない間に、われわれは主権を喪失し、わが民族が光復を実現するまでに経験した苦痛はとうてい語りつくせない。今日、陣営間の対立を煽る米国の覇権政策に従い対中国・対北圧迫に没頭していては、戦争の危機を拡大し、この地の平和と主権をさらに危険にさらすのは火を見るより明らかだ。

この危機の時期、目覚めた市民と団結した民衆の力で敵対と対決を越え、この地の自主と平和、南北の和解と協力を必ず実現するとの意志を込めて、今日わたしたちは自主平和統一大会を開催し、各界の意志を集め次のように宣言する。

1.敵視行為と軍事威嚇が新たな軍事行動をつくり出す悪循環が繰り返されている。相手方を抹殺してしまおうとする軍事威嚇と経済圧迫では平和を守ることはできない。敵視行為と軍事威嚇をすぐさま中止せよ!

2.相手方の陣営を圧倒的な軍事力で焦土化し占領する内容の韓米合同軍事演習は、朝鮮半島の緊張を激化させる主犯だ。韓米政府は16日から実施される韓米合同軍事演習を中止し対話にすぐさま乗り出せ!

3.平和と統一へと進む南北の里程標は南北共同宣言の合意にあり、朝米関係の正常化もまた2018年朝米共同声明の履行から出発しなければならない。南北、朝米共同宣言を履行せよ!

4.この地に根付いた戦争と分断体制は平和と民主主義、生存権を引き続き脅かしている。70年近く続いてきた朝鮮戦争を今こそ終わらせ平和協定を締結せよ!

5.米国は朝鮮半島を対中国圧迫の前哨基地にしようとしており、星洲と済州、郡山と釜山、浦項と東豆村など、この地の各地を新たに基地と訓練場にと要求している。朝鮮半島の戦争基地化、米軍基地拡張に反対する!

6.尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は強制動員問題、日本軍性奴隷制問題の解決と歴史正義の回復を無視したまま、韓日関係の改善を拙速に推進し対日屈辱外交で一貫している。対日屈辱外交を中止し韓日歴史正義を実現せよ!

7.日本の軍事大国化と平和憲法「改正」は東アジアの緊張を一層激化させている。日本の平和憲法「改正」に反対する! 韓米日軍事協力を中止せよ!

目覚めた市民と団結した民衆の力で自主・平和・統一を成し遂げよう!

民主主義と生存権、平和が実現される新しい時代へと進み出よう!

2022年8月13日

光復77周年8・15自主平和統一大会