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済州島4・3抗争74周年記念行事を開催

【2022年06月20日】

「済州島4・3抗争74周年追悼 講演とコンサートの集い」が6月20日、都内で開催された。主催は「済州島四・三事件を考える会・東京」。コロナウィルス感染拡大により3年ぶりの開催となった。

4・3抗争の犠牲者に対する黙祷後、国内の関連団体からあいさつ。記念講演として東京外国語大学の中野敏男名誉教授が「済州島四・三抗争と日本の『戦後史』」と題して講演した。中野教授は「日本の戦後史を看過しては、4・3は理解できない」と指摘。「日本で済州4・3を考えることは、4・3の犠牲者を記憶するとともに正義を求めることであり、4・3に関係する在日朝鮮人の人生の尊厳を考え、保障することだ。また、日本の植民地主義の歴史の責任を問うものであり、アジアで継続している植民地主義の現在を問題化し、脱植民地主義の公正な世界を実現することだ」と強調した。

姜昌一(カン・チャンイル)駐日大使のあいさつ後、朴保(パク・ポー)氏が追悼コンサートを開催。「チェジュ(済州)4・3」「イムジン河」などを熱唱し、参加者の感動を呼んだ。